奄美諸島ではサトウキビが主要な農産物です。サトウキビを絞って黒砂糖が作られます。製糖会社では大きな機械で製糖をしますが,手作業による黒糖づくりを行っているところもあります。
龍郷町の水間製糖工場です。奄美市から空港に向かう国道58号線沿いにあります。工場とはいうもののほとんど手作業で黒砂糖を作っています。
原料となるサトウキビです。知らない人には竹の束にしか見えません。
サトウキビの絞り汁を煮詰めるための薪です。
サトウキビを絞る機械です。工場らしいのはこの機械だけです。
サトウキビの絞りかすです。
絞ったサトウキビの汁を煮詰める釜です。四角く底が平たい釜が並んでいます。本日の製糖作業は終わっていました。
できあがった黒砂糖は薄いセメントの板のようです。それをおばちゃん達が適度な大きさに切っていきます。使っていたのは園芸用の剪定ばさみでした。
昨日作って袋詰めしてあったものは売り切れていました。そこで,本日できあがったばかりのものを買うことにしました。250gで260円です。釜によってできあがりが微妙に違うとのことで,釜別に3つに分けてありました。お客は試食して気に入った釜の黒砂糖を買うシステムです。
260円分の黒砂糖です。まだ水分が多いので密封するのは明日が良いとのことでした。大手工場と違ってサトウキビのみを使っています。