奄美大島には「あまみエフエム」という地域エフエム放送局があります。夕方6時35分から「夕方フレンド」という番組が放送されます。各方面で活躍している奄美ゆかりの人を招いてのトーク番組です。その番組のBGMにはキャロル・キングの「君の友だち」という曲が流れています。奄美に来て以来,どうしてこの曲を選んだのだろうと思っていました。
そして,ある日「何だ,そういうことだったのか」と突然疑問が解けました。考えても解決しなかった疑問が突然解けたという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。時代を変えるような発見や発明は,ある日突然のひらめきがきっかけとなったものも多いのではないでしょうか。前置きはこれくらいにします。
キャロル・キングの「君の友だち」の原題は「You've Got A Friend」といいます。ある日BGM歌を聴いていると「ユヴ ガッタ フレンド」というフレーズが「夕方フレンド」と聞こえることに気づきました。「夕方フレンド」=「You've Got A Friend」ということだったのです。疑問が解けて一人でにやりとしてしまいました。
九州電力の原発運転再開をめぐっての公開討論番組に,九電の下請け会社の社員が再開賛成者として出席していたことがわかりました。動員を求める九電からのメールによるやらせだったとして問題となっています。道理で一般人にしてはやけに原発にくわしいうえに,九電側の意向に沿うような適切な質問を発していたわけです。からくりがわかってしまえば,合点がいきます。
時事問題をわかりやすく解説するテレビ番組では一般的な手法です。「ニュースがわかる・・・」という番組を観ているとレギュラーやゲストが解説者に対して実に適切な質問をします。解説者はその質問があらかじめわかっていたように解説パネルを取り出して説明を始めるのです。番組を観ていて「このタレントはアホかとおもっていたけど,案外頭がいいんじゃない」と思う人は平和です。前もってシナリオがあってそのシナリオにそって質問しただけのことです。
テレビ番組でなら許されることですが,九電のやらせメールはいけませんね。これだけ大きな問題になっているのに誰も責任をとろうとしません。社長の進退問題も決着していません。佐賀県知事も自分には責任がないような顔をしています。冬場の節電協力にすんなり応じたくないという気持ちです。