多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

今年の2009夏の映画は「沈黙を破る」を上映 多摩平和イベント

2009-06-02 00:51:24 | パレスティナ
 30日、「沈黙を破る」の監督であり、ジャーナリストの土井敏邦さんに会ってきました。明治大学リバティタワーで開かれた「沈黙を破る」元将校ノアム・ハユット氏--来日・緊急報告会--です。シグロの西さんにも会えました。
 ちょっと報告しますね。
 会場は正直えっと思うほどの人々の熱気でムンムン。約200人もの人々でギッシリ。若い人々の多さに二重にビックリ。「沈黙を破る」は、イスラエル軍に徴兵された元兵士たちがまさに名前の通り、イスラエル軍の行っていることは、平和に逆行する、と作り上げたNGO。ノアムさんからは、日本では初めての上映となるガザの検問所の光景を撮影した軍部内のビデオを公開し、イスラエル占領地で日常となっているイスラエル軍によるパレスチナ人に対する人権意識の無い取り締まり行為の実態が披露されました。
 兵士のほとんどは20代前後。若く恐怖感が先行する余り、通行証を持たずに通過しようとするパレスチナの人々を暴力で押さえつけようとするさまを実写フィルムで見ることが出来ました。
 土井さんからは、ガザでの無差別攻撃で無抵抗の地域の人々や女性・子どもたちが次々に銃殺されたフィルムを見せ、ホロコーストを経験したユダヤの人々が、なぜ、このようにナチスにやられたことをパレスチナの民にしているのか、ノアム氏に問いただしていた。土井さんは、2008年12月からのイスラエルのガザへの攻撃で1万人を越えるひとびとが亡くなり、この中の瀕死の中で一命をとりとめたアマルちゃん(9歳)の救援を呼びかけています。
 イスラエル兵によって無抵抗の父親を殺され、ミサイル攻撃で家ごと破壊され、4日後に瓦礫の山の中から奇跡的に助けられました。しかし、爆発時の破片が脳内に残り、現地では手術できない状態にいます。体の麻痺状態もあり、国外での手術が必要な状態。カンパを募っています。詳細は下記の京都新聞の記事を参照してください。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042200042&genre=K1&area=K1D

 多摩での上映と講演は実現しようという方向です。昨年のNAKBAがあったからこそ、今回の上映があると思います。
 シグロサイドで自主上映への対応が決まり次第、次回実行委員会を開催します。

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