多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

劣化ウランの禁止、廃絶を求めた対日本政府交渉の報告

2007-05-10 21:52:34 | イラク戦争
JIM-NET事務局長の佐藤真紀さんからのメールです。


皆様
5月8日は、外務省、防衛省、経済産業省との交渉でした。
賛同くださった皆様、ありがとうございます。
私個人としては、日本政府もNGOも市民も、一緒になって、劣化ウランの禁止、廃絶に向かってがんばろうという風潮を早く作りたいのですが、政府の見解としては、「劣化ウランが安全か安全でないかは、国際社会の調査などを注視していく」そもそも、スタート地点の確認ができず、嘉手納の劣化ウラン弾の保有に関しても「在日米軍は公表しないとの方針と認識している」とのことで、日本政府が追求することはないとのことで、アメリカに気を使いすぎていて、どうも歯がゆいものになってしまい、議論は平行線でした。
詳細は追って報告いたします。
クラスター爆弾にしても、アメリカに気を使いすぎたはっきりしない歯がゆい態度が、オスロ宣言を支持しないという結果になってしまったのではないでしょうか?
日本政府の「歯がゆさ」に危機感を感じます。さて、以下のシンポジューム。外務省、防衛省からもパネリストが参加されるそうです。


5月8日の政府交渉の報道を紹介します。
広島では各紙で取り上げてくれたようですが、東京は厳しいですね。
核の問題も広島、長崎の問題になってしまって8月も東京のメディアはあんまり取り上げないようです。
賛同ありがとうございました。
けして実りのある交渉ではありませんでしたが、戦略を練り直してがんばります。


さとうまき JIM-NET事務局長



新聞記事
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000705080001

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news004.htm

共同通信が配信した広島各テレビ局の報道です。3社は動画があります。

広島テレビ
http://www.htv.ne.jp/news2/hiroshima/20070508193300_1178620543_9417_h.html
中国放送
http://news.rcc.jp/?i=MzAwMQ==&#a
広島ホーム
http://www.home-tv.co.jp/news/history.php?news_id=2007-05-086


下記はメールに添付されていた案内です。

☆クラスター爆弾禁止にむけて-第2回政府間会合(リマ会議)直前意見交換会-☆

ノルウェー政府主導で始まったクラスター爆弾禁止を目指すオスロ・プロセス。
2007年3月の「オスロ会議」に続き、第2回目の「リマ会議」が、5月23日より開かれます。
「オスロ会議」では、2008年までにクラスター爆弾を禁止する条約を作ることをうたった「オスロ宣言」に、日本政府は支持を表明しませんでした。
そこで、リマ会議直前のこの日に、日本政府の意向をじっくりと聞き、意見交換をしたいと、このシンポジウムを企画しました。
フロアから参加できる時間も用意いたします。どうぞご参加ください。

日時:2007年5月16日(水)19時~21時

場所:JICA地球ひろば・講堂(広尾駅A3出口・徒歩1分)

参加費(資料代):500円

プログラム(変更の場合があります):
1.ノルウェー大使館より挨拶
2.オスロ・プロセス、クラスター爆弾について簡単な解説
3.シンポジウム(パネリスト:外務省通常兵器室長から平野隆一氏、防衛省、軍事評論家の青木謙知氏、JCBL運営委員の目加田説子)
4.フロアから質疑応答


どうぞよろしくお願いいたします。

内海旬子
地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)
URL:http://www/jcbl-ngo.org/
※クラスター爆弾禁止キャンペーン実施中

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