お話は
故郷に住む90歳で認知症の曾祖母ばドライブに連れて行った恭平は
曾祖母の心の中に自分だけの記憶の地図がある事に気づかされたとです。
その日から恭平は徘徊老人のためのタクシー会社ば創ろうと思いつくとです。
老人の心に寄り添う優しさ溢れる青年の物語ではあるとばってん
現実は高齢者介護の厳しか諸問題等々が山積しとります。
介護する家族や周りの負担は年々増えとります。
そげな世の中で
在宅介護の悲惨さば描いた葉真中顕さんの「ロスト・ケア」ば
思い出したとです。
口は出すばってん金は出したがらん兄弟たちに苦しむ実家の嫁たち・・・。
ほんなこて介護にまつわる話は家族の数だけあるとです。
75歳からの医療費負担が上がる。
金が無か老人は病院代も節約せんとイカンなら
それは早く死ねと言う事じゃろか?
安心は 金がかかる 世の中じゃけん
きれいごと過ぎる「徘徊タクシー」の読後感は
内容には関係なく高齢者問題に対しての腹立たしさで終わったとです"(-""-)"。
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