オイが勝手に名付けた桂 望美さんの「女シリーズ」3冊目の本です。
・諦めない女 ・嫌な女 そして「我慢ならない女 」ばってんこの本が一番好いとります。
偏屈で売れない小説家の叔母「ひろ江」の姪っ子である明子は
自分自身も作家ば目指す夢が壊れたばってん叔母の才能ば信じて
明子は叔母の夢ば叶えるために「ひろ江」に尽くし続けるとです。
ひろ江の冷たく辛辣な物言いと明子のひたむきさがよかです。
作品に対する編集者との確執やら最後に明かされる文中に挟まれた不思議な小説の謎など
ひろ江と明子の二人の物語ばラストまでガンガン読んでしもうたとです。
題名のイメージば裏切って 読後感ガバイ良かったです(笑)。