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読み解けた古事記(3) 321-1 別天神 古事記の始めに出てくる神は「別天神」という記述が出てくる。 guuchanはベツアマの神と呼ぶ。 それはどういうことだろう。 guuchanの読み下し 次國稚如浮脂而久羅下那洲多陀用幣流之時流字以上十字以音 次いで国(くに)稚(わか)く脂(あぶら)を浮かすごとく、くクラゲナスタダヨヘルの時、流の字以下十字は音を以って、 如葦牙因萌騰之物而成神名宇摩志阿斯訶備比古遲神此神名以音 葦(あし)の牙(つの)ぐむ如く大国(おおくに)に萌(も)エ騰(あ)がるの物、而(しか)うして、 成れる神の名は宇摩志阿斯訶備比古遲神(ウマシアシカビヒコチノカミ)、神の名は音を以って。 次天之常立神訓常云登許訓立云多知 次いで天之常立神(アマノトコタチノカミ)、常の訓(くん、よみ)は、トコ、立の訓はタチ。 此二柱神亦獨神成坐而隱身也 この二柱の神また独り神、坐と成りて身を隠す也。 上件五柱神者別天神 上件の五柱(いつはしら)の神は別天(べつあま)の神。 guuchanの解釈 次いで国が若いので浮いた脂のように、くらげのようにただよっている時 (何も、島が海の上を固まらずにふわふわと浮いている時という意味ではない。アメリカの独立前の状態を想像してみよ。言わば無政府の状態。)、 葦の若芽のごとく大国(原因の因の字が用いられている、囲いの中が大なので、大国とした。これは国々を統一した国のことを言う。 この時期には大国は成立していなかったので、大国が成立した後に書かれた可能性がある。 あるいは因幡の因を指しているかもしれない。) に萌え上がるの者の成功した神の名はウマシアシカビヒコ後に神、 (つまり、ウマシアシカビヒコは若いがぐんぐん伸びて立派な働きをした若者だったが、大臣にまだなってなかったので亡くなって、 何年か後に神とされたようだ、遅神にはそういう意味があると思う)。 徐福が連れてきた3000人の童男女の一人だったかもしれない。 次いでアメノトコタチノ神。 アメノトコタチは席の暖まる暇のない、そして多くのことを知る、天(アマグサ)の国の神だったのではないだろうか。 (天の国は、二つの意味がある。一は先住の倭人だけの集団と区別して、徐福集団全体を指している時。 二は、天草を中心とする、数万戸の国で、天族の他の国と区別していう時。) 上記の五柱の神は別天の神。 (別天(べつあま)の神とは何だろう? 5人とはアマノミナカヌシ、タカミクラヒネモス、カミウムヒネモス、ウマシアシカビ、アマノトコタチ。 これは、別天(中国)生まれ、つまり一世のことだと思う。) きょうは、ここまでにいたしとうござりまする。 |