もしも、徐福が日本に来ていたらの 目次は、ここをクリックしてください。 | |
314-1 邪馬台国の読み方 世の中、すっかり邪馬台国になっている。せいぜい邪馬台国(ヤマタイコク)と読むか邪馬壱国(ヤマイコク)と読むかで論争されている位のものだ。 ヤマトという読み方を誰もしようとしないのは何故だろう。台は万葉仮名の乙類の「ト」の読み方があるのである。 当然ヤマイ、ヤマイチなど考えただろうが、それでは語呂も悪く意味にも乏しい。それで、壹は臺の間違いだろうと、偉い人が読んでしまった。 親亀こければ皆こけるということだろう。 発音だけならヤマ大国ということかもしれない。それは日本国内向けには、地方の國々でなく、総まとめにした意味の大国であったかもしれない。グレートブリテン的用法だ。しかし、中国から見ると大国は中国だけで、他国が大国と名乗るのは許しがたい、だから台国にしておこう。という考え方も有る。 しかし、元の字が台ではないのである。 | |
門外漢が口を挟んで大恥かくのを覚悟で私見を述べる。 古田武彦氏は邪馬壱国(ヤマイコク)を主張する。つまり、魏志倭人伝の原典には邪馬壹国になっている。これは壱の字の親字だ。 台なら親字は臺でなければならないが、はっきり壹である。 読みはイチ、イツで一と同じ意味だ。 この字は、壺と音符の吉で、キツ→イツとある。しかし、徐福らは、漢字の国から来たのであり、BC400年頃には「春秋」という大部の百科事典のようなものも出来ており、漢字のつくり方も記されている。 徐福はそういう時代にそういう国から来たのである。壹を豆の音から「ト」と読ませることも出来たはずだ。 壷に豆が溢れる豊かさを現している。 | |
これは、guuchanの一つのアイディアだが 天(Ama,Yama)になぜ「ト」が付くか? 西九州以外でも使うかもしれないが、「ト」は所有、所有物を現す。俺のト、お前のト、この島は「天の物」だと周りに宣言している。 ヒムガシ→ヒガシ、ミンナミ→ミナミ、ヤマント→ヤマト しかし、それならもっと沢山トが付く地名があってもいいと思わぬでもない。 狭い海峡を意味する瀬戸の戸はどうだ?門とも書くが。鳴門海峡、干満の差の大きい有明海の入り口に横たわる天草だ、天草瀬戸と言うのもある。 天の門、ヤマント→ヤマト 別に意味がなくてもいい。タイにもイにも別に特別の意味もなさそうだからである。 ヤマトと読める物を敢えてヤマタイとかヤマイとか読む必要はないと思うのだが。 |