住めば公園風田舎町

「住めば都」と言われるがわたしゃ田舎の方がいい。町全体が公園のようなそんな田舎町に住みたい。

4 友田川 -安岡海水浴場-

2006-02-24 22:38:41 | 友田川
写真4-1 この白い砂浜は綾羅木海水浴場につながって綾羅木川までつづく。毎夏訪ねてくる孫達は、家から歩いていける距離にこんな素晴らしい砂浜があるのを喜ぶ。おまけに人が少ない。プライベートビーチ並だ。
一頃は、北九州の洞海湾から流れ出す汚い海流のため、海水浴場の看板を下ろさざるを得なかったが、新日鉄が操業を止め洞海湾が綺麗になってくると、再び綺麗な浜が甦った。しかし、人は帰って来ない。北九州から来る海水浴客も、昔は鉄道を利用していたが、今はマイカーだ。も少しドライブしないと気が済まないのか、吉母、黒江、土井が浜等に向かう。
海は一見綺麗になったが海流に乗って色々なゴミは集まるようだ。浜の掃除が欠かせない。
誰もいなかった砂浜に老夫婦が降りてきて、肩を寄せ合って散歩しながら遠ざかって行った。ゆっくり歩いているようだが案外速い。
いや、写真では浜が広く見えるが、実際はそれほどの広くはないのだ。この写真は望遠鏡をさかさまに覗いた感じか。


写真4-2 この写真は、突堤の付け根から、安岡海水浴場を見たものだ。下関はよそに比べて普段でも風が強い。地形によるのだろう。安岡でも浜の近くに住む人は吹き上げてくる砂風に悩まされる。浜には松の幼木が植樹されている。昔は安岡、綾羅木、中山、そして北九州若松北海岸、津屋崎、千代の松原、長垂、唐津虹の松原と続いていたに違いない。その白砂青松があれば間違いなく世界遺産だろう。可能な限り松原を復活させ、松原の中に住んで見たいものだ。
 遠くに綾羅木の松林の名残が見える。


写真4-3 突堤を友田川の方に降りて、先程見えた工事中のシャベルローダーの上手に出る。突堤から川縁まで20m位。
 150mくらい上流に友田川の橋のカタログNo.1の安坂橋が見える。橋脚がない。橋の長さは20m位あるが、川に斜めにかかっているのと水のない部分の上もある。実際の川幅は10m位だ。
足もとの2~3m下の川の中には、人工の河岸段丘がる。少し汐が満ちてくると水没する。友田川のリバーレーンだ。両岸にある。次第に狭くなって橋の手前で消える。


3 友田川-河口その2-

2006-02-24 18:11:20 | 友田川
写真3-1 友田川河口より響灘を望む。これはほぼ180度のパノラマが90度位に狭められいている感じだ。左の半島の先に海上に橋が突き出している。人工島への橋だ。その部分を拡大したのが下の写真。正面の左よりは「六連島(むつれじま)」、右は「藍島」、右手の半島は「村崎の鼻」。どうも灯台のも一つ奥がそうらしい。灯台は安岡漁港の突堤のようだ。手前の波消しブロックが友田川の西岸の突堤の先端だ。
写真3-2 橋は平らな人工島に架かっている。人工島は、コンテナヤードとして集積場にするとか、ゴミの埋め立て場にするとか、税金の無駄遣いだ不要だとか、未だにいろいろな議論がある。島はまだ工事中だが、もう橋は完成しているようだ。
さて、ここで回れ右する。
写真3-3 突堤の下には幅5~6mの人工の岩棚がある。満潮のときは沈む。その下にもう一段岩棚がある(下の写真3-4)。
水中で海藻が着生している。これは若布ではない。この突堤の長さは185m。この辺りは汐溜まりになっていて突堤の内法は目測で45m。そのすぐ上流に本当の河口がある。川幅約20m、護岸補修工事中の建設機械が見える辺りだ。それから150mほど上流に安坂橋がある。国道191号線だ。もうその辺では川幅10m程度だ。

さあ、ここを出発点として川上への旅を始めよう。

友田川の諸元
流路延長:4.1km
流域面積:9.2km2
流域:下関市安岡
写真3-4