緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

黒部市へ出発

2023-11-17 15:03:02 | 旅行

 11月7日の朝は雨という天気予報だったが、まさか暴風雨になるとは思ってもいなかった。朝になる前に風雨が家の周りを吹き荒れる音で目が覚めてしまった。目が覚めても6時44分のバスに乗ればいいのだからと、暴風雨が少しでも弱まらないかと期待しながらベッドの中にいた。5時少し過ぎて起きて朝食を食べて、お昼用のサンドイッチを作った。暴風雨は弱まる気配も無く、ベランダの自転車も風に寄り倒されたので、雨戸を開けて雨戸に平行になるような向きに起こしたついでに自転車を置き直した。

 出かける前に、パーカーやリュックに防水スプレーをかけておいた。傘なんか全く役にたたず、バス停近付いたとき、前に進もうとしたけれどあまりの風の強さに身体が押し戻されるほどだった。どうにかバス停に着いたが、暴風雨を避けられるところは全くない。果たしてバスは運行しているのだろうか?と心配になるくらいだったが、44分より少し遅れてバスが来た。バスになる頃はパーカーより下は靴のなかまでずぶ濡れだった。

 駅について、改札内に入らないと荷物を置いて身体を拭く場所もない。駅のコンビニで濡れたタオルをしまうため7時になって開店したのですぐに袋を買い、頭や身体を拭いた。電車は速度を落として運行しているらしい、25分のに乗ればいいのだからとのんびりしていたのだが、見たらずっとホームに電車が止まっている。これが発車したからと言っても次の25分がちゃんと来てくれる保障は無いのだと気づいて、下りの電車に乗った。もう既に席は通学の高校生に占められていた。つまりもっと早い時刻に発車すべき電車が、風雨の強さが弱まるタイミングを見て発車するということだったようだ。中々発車せずに心配したが、大分待ってやっとのろのろと電車は動きだした。沼津に着くと今度は東海道線にも遅れが出ていて、30分くらい待つこととなった。

 富士駅に着いたら、乗る予定だった身延線は運転見合わせである。もう時刻的には過ぎていた、8時44分発の特急も運行中止だそうだ。これでは当日中に黒部に着くかどうかも心配になった。名古屋まで行ってそこから黒部を目指すかとか色々考えたが、風雨が止まってきていることだけが希望だった。しばらくすると9時から運行再開のしらせがあり、9時14分発の普通電車が出発するということ、改札の駅員が言うことには1時間後に出る特急より普通の方が早く甲府に着くだろうということだったので、普通電車に乗っていくことにした。

 朝の暴風は何だったんだろうと思うほど天気に恵まれた人の少ない車内で、ぬれた靴下や靴は日の当たる所において乾かすことにした。身延線の普通は本当に気が遠くなるくらい長く乗ることを強制される。残念なことに到着二つ位前の駅で特急に追い越されてしまった。甲府に着いたら、理由を話したら、特急券の分を返金してもらうことができた。

 まだ、大糸線は運転見合わせのままだった。これでは長野回りで黒部に行くしかないか、でも少しでも早くとりあえず松本までは行こうと思った。運良く30分後くらいに特急梓が来るという表示があったので、特急券を買おうと思ったが、特急券だけ買える表示が見つからなくて、窓口に並んだが全然進まない、これでは特急に乗れないからと思いもう一度券売機の所に行ってチャレンジした。現金を入れてしばらくしないと券とおつりが出てこなかったがどうにか特急券が買えたので急いで改札の中に入った。ところが、ホームがどこか分からず改札内の売店の人に聞いて大急ぎでホームに行った、すぐに梓が来て乗り込んだが、自分の買った特急券をよく見もしていなかったので、自由席なのか?と思って自由席を探して車掌さんの居る最後部まで行って、どこに座ればいいのですか?って聞いたら、券に子弟がありますよといわれた。確かに4号車に指定があったので、もう一度4号車まで行って指定席に座ろうと思ったら、もう既に人が座ってお弁当を食べていた。よく券も見ずに、そこ私の席ですけどといったら、驚いたような顔をされてもう一度券を見直したら、もう少し先の番号だった。慌てて「済みません。」と言ったが、「何なんだよ。」と怒られてしまったが、当然だ。やっと、席についてほっとした。車内で、大糸線が復旧したこともわかったので、安心した。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿