中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

カフェ

2007年06月14日 | Weblog

くつろぎスポット発見。
最近周辺は喫茶店の開店ラッシュのようだ。
あー落ち着く。
モカ(摩卡)を注文しても、カプチーノを注文しても、カフェオレが出てくるのが少し悲しいけど。

大学にはフランス人留学生が10人近くいて、そのうちの3人と一緒にランチする機会があった。中国人以外と中国語を話すのが嬉しくて、スタンダールの『赤と黒』に出てくる官僚制をどう思うかとか、ヴィクトル・ユゴーの『ああ無情』は日本で古くから翻訳されていてミュージカルもやっていて観に行ったとか、フランソワーズ・サガンは今の若い女性に人気があるのかとか、アポリエールとポール・ヴァレリーとベケットが好きなんだけどどう思うかとか、作家名の筆談交えて次々に質問してしまったら、「私たちも読んでいない」と、ひかれてしまった。フランス文学を専攻したの?と聞かれるが、いや文学はなんでも読むんです。(正確に言うと、読んでいたんです。)内心、そっかー読んでないのかーとがっかりしていたら、「日本の作家のエイジヨシカワを読んだ」と言うので、あ、歴史小説が好きなんだ、ヨシカワなら家の近くに彼の記念館があって行ったことがあると話すと喜んでいた。

でも、お互いに抽象的なことを話せるだけの中国語力が無いので、会話は「知ってる?」「知ってる」「好き?」「好き」にとどまるのみ。レ・ミゼラブル。