愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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立体迷路館の床崩落

2021-10-10 | 日記

兵庫県の遊園地にある立体迷路の建物で3階の床が抜けて崩落し、床と一緒に2階に転落した6人が重軽傷を負うという事故が起きた。立体迷路館は2013年に建てられたというから、築8年の木造施設での床崩落事故ということになる。

  ニュースの解説などを見ると、木造建築の耐用年数は普通30年というような話が引用されているが、それはどうだろうか。一般の住宅のように、ちゃんと屋根があり壁も出来るだけ防水を心掛けて作られている建物ならば、確かに30年は持つのだろうが、それでも大体10年ごとの屋根・壁の塗り替えを行っているのが普通だと思う。近くの住宅でも大体それくらいの年数ごとのメンテナンスを行っているようだ。

 問題の施設には一部を除いて屋根も壁も無く、ほとんど雨ざらしの状態で8年を経過したようだ。使用木材の防水塗装のやり直しなどがどの程度の頻度で行われたのかは分からないが、我が家のウッドデッキの太陽や雨に晒される部分の木材は、忙しさにかまけて5・6年ペンキの塗り替えを怠っている間に、端っこが腐って一部止め木から外れてしまった。おそらく太陽に晒されることで塗装が劣化し、生じた塗装のひび割れから雨水が浸み込んで腐って行ったのだろうと思う。

 子供の頃に遊んだフィールドアスレチック施設が、大人になって訪れると木造の所々が朽ちて危険になっていることも多い。野外で日光や雨風に晒される木造の公共施設・設備には、それなりのメンテナンスの基準や耐用年数が定められて然るべきなのではないか。詳しくは知らないが、ニュースで木造一般住宅建築の耐用年数が引き合いに出されるところを見ると、おそらくそのような基準や耐用年数が決まってないのではと感じてしまう。それなりに人気もあったらしき立体迷路も、全体が大きな屋内施設になるように設置されていれば、もっと長持ちしたのだろうし事故も防げたかもしれない。

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