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10月10日は体育の日、月曜日ですが祝日です。
前日はミニボートフェスティバルで館山だったのですが、
いったん帰宅したぐっちゃんは、
相棒I君を拾い、NEO-Gucchan号を引っ張って、
今度は外房に移動しました。
この日は前日と正反対の北風です。
各予報をトータルすると、10m近い風が吹くものと思われます。
が、
外房なら北風にはけっこう強いし、岸寄りなら何とかなるだろ、と考えたのは、
ぐっちゃん、ビル・ジャックさん、ステキチさん、
そして17フィート40psののんべえ丸さん。
もう一艇、やはり17フィートクラスのFRP艇。SRVかな?
つまり、すべてFRPで、ゴムボートは皆無という珍しい日になりました。
ビル・ジャックさんは前日のフェスティバルから帰宅することなく、
外房に移動して車内泊です。
準備も早々に終了して出航OK状態。
ぐっちゃんも夜間航行灯を点けて朝まずめ狙いをしようかと思いましたが、
まさかの航行灯が断線で点いたり消えたり。
正確にはジョイントを押さえると点灯し、手を放すと消える…。
ちょっと海況も怪しいと思ったので、明るくなるのを待って出航しました。
日の出少し後の写真ですが、太陽は雲に隠れています。
そして北東の風が想像以上に強いです。
岸よりでも御覧のような波があり、ちょっと沖は危険な感じでした。
風と共に波も北東から南西へ。
ぐっちゃん&I君、朝イチは西のポイントに決めて移動します。
風は強いですが背中から吹いているので、けっこう飛ばせます。
ただ、波もあって危険なので、30km/h程度で巡航しました。
西のポイントはこんな感じ。
ボートが右に傾いているように見えますよね。波の影響です。
実はこの時点で体感10m/s以上の風が吹いていて、ゴムボートなら釣りにならないかも、って感じ。
潮流は西から東の正潮なので、風とぶつかり合います。
NEOは風に強く、どちらかと言えば潮流の影響を強く受けるので、
風と潮が逆の場合、潮の流れに乗ることが多いのですが、
この日は逆でした。
北東から南西に向かって1~2km/hで流されます。
つまり、それだけ風が強いってことですね。
水温は22.7度ありました。気温が17度くらいしかありませんでしたから、
海水がとても温かく感じましたよ。
シャローでキャスティングを2流し程やりましたが不発でした。
正確には何かの青物がI君のペンシルにアタックしたものの不発でした。
どうも、大きなペンシルを咥えられるほどのサイズではなさそうです。
ちょっと沖のジギングポイントに移動します。
少し沖に来ただけで、波がどんどん高くなります。
ここでは一度流し終えて元のポイントに戻ろうとすると、
10km/h以下で走っても波飛沫を浴びます。
舷が切った波飛沫が風に押されてボートの中に飛び込んでくるんです。
想定内ですが、移動だけで全身びしょ濡れ。
上下レインウエアを着ているのですが、
首回りなどから水が入ってきます。冬じゃなくてよかった…。
そんな中で、I君に待望のアタリ!
「よっしゃー。きたきた!」
I君、楽しそうにやり取りをしますが、それほど大きくは無さそうです。
水面に見えたのはきれいな黄色いラインが入ったヒラマサでした。
でも、小さい!
50cm強ってところでしょうか?
「タモ要らねえだろ、そんなの。写真撮ってやるからブリ上げせいや!」
と自分には釣れない不機嫌ぐっちゃんの一言。
「了解!ブリ上げしますよ」
そう言うと、I君、そのままロッドワークで魚を持ち上げバウに落とします。
バウで跳ねるヒラマサ。
NEOのバウは端に段差がありません。
そのまま海です。
暴れたヒラマサは再び海中へドボン!
「ありゃ、落ちちゃった!」
慌てて再びブリ上げしようとするI君。
次の瞬間、
「あ、ばれた!」
チビヒラマサを舐めた結果のフックアウトです。
ぐっちゃん、さすがに反省。
「あ、あれはちゃんと釣れてたよ。バウにも乗ったし…、
さすがヒラマサキラー!」
いくら持ち上げたところでヒラマサは戻らず。
結局写真も撮れず。
I君の冷ややかな目線がぐっちゃんに突き刺さります(汗)
次のアタリはキャスティングで投げていたやっぱりI君。
「おっ、出たっ!」
またしても楽しそうにやり取りをするI君ですが、
さっきよりもさらに小さそう。
それがキャスティングタックルですから、あっという間に寄せてしまって、
またしてもタモを使うのをためらうぐっちゃん。
仕方なくリーダーを手で持ってランディングするI君。
さっきより慎重です(当たり前か)。
今度はトリプルフックががっちり入っていて外れませんでした。
釣り上げたのはイナダでした。
トップの大きなペンシルにこのサイズのイナダが来るのはちょっといただけませんね。
とりあえず魚の引きを楽しんだI君は笑顔で写真を撮った後にイナダをリリース。
朝のよさげな時間が終了したので、今度は徐々に東に移動を試みます。
来たときは背中から風でしたが、今度は正面から風です。
しかも、時間とともに風が強くなり、そこらじゅうでウサギが飛び跳ねるような状態。
途中で17フィートののんべえ丸さんに会いましたが、やはり沖に行けず苦戦していました。
とりあえず、岸寄りの穏やかなヒラメ銀座に向かいます。
ステキチさん、ビル・ジャックさんがここで頑張っています。
正直、この海況ではそれが正解でしょう。
アジが全く釣れずに、ベイトとなりそうなのはウルメイワシだけだとか。
それでも、すぐに弱ってしまうウルメを餌に、ショゴとヒラメを釣り上げるあたり、
ステキチさん、さすが「泳がせの魔術師」ですね。
ビル・ジャックさんはゲストを乗せて釣り教室状態になっていました。
あまりに海況が酷くて、びしょ濡れになってしまっていたためカメラが使えず、
お二人の海上写真はありません。
ヒラメ銀座から少し沖に移動して、キャスティング&ジギングを再開します。
しかし、ちょっと沖とはいえ、湾が波風を防いでくれなくなった途端に激しい波です。
時間とともにうねりも大きくなりました。
まさに、NEO-Gucchan号史上最悪の海です。
とは言ってもまだ6回目ですけどね(笑)
水深20mほどのポイントを流していると、
ジギングをするぐっちゃんに待望のアタリ!
「おおっ、キターッ!」
激しく暴れる魚。でも重量感はありません。
小刻みな首振りが魚の大きさが大したことないと伝えます。
やっぱりブリ上げサイズです。
40cmに満たないショゴでした。
でも、ショゴはおいしいのでキープ。
2人ともちょっとやる気になって、がんばって投げたりしゃくったりしていたのですが、
ついに風の強さと波が我々の自由を奪う時がきました。
ご覧ください、この波。
ゴムボートやパーフェクタークラスのFRPではたぶん怖くて釣りどころではないでしょう。
ビックリなのは、NEOはこんな状態でも立ってキャスティングとかできちゃうこと。
もちろん、背もたれやコンソールボックスにもたれかかってですけどね。
それでもさすがにこの状態は危険と判断、
再びヒラメ銀座まで戻ってきました。
ヒラメ銀座でベイト反応があるところをジグってみます。
何回目かの流しでヒット。
でも小さい。
「なんじゃ、こりゃ?」
例によってブリ上げしてみると、
うーん、イナダっていうか、見ようによってはワカシサイズじゃないの、チミ…。
大きくなれよー、とリリース。
これにて手詰まりです。
時刻はまだAM11:00なのですが、もう沖に戻ることもできないし、
西に移動したら帰ってくるのも命がけです。
万策尽きました。
「ここまでかな?」
「了解、上がりましょう」
二人の意見が一致して、早上がりが決定しました。
出航場所に戻ってみると、ビル・ジャックさん、ステキチさんは既に片づけの最中。
のんべえ丸さんもすでにボートはトレーラーの上でした。
我々のすぐ後に17フィートのSRVも帰ってきて、この日は午前中で全滅です。
結果から見れば
「よくこんな日にボート出したよね」
なんですが、
サイズはともかく、ヒラマサ、ショゴ、イナダを釣り上げているわけですし、
ヒラメ銀座で粘ったステキチさんとビル・ジャックさんもそれぞれ魚の引きを楽しみました。
全身ずぶ濡れ、I君はパンツまでびっしょり、
でも、おかげでNEOのポテンシャルを改めて感じました。
もちろん荒れた海では飛ばせないのはゴムボートと同じです。
ゴムボートほどではありませんが、海況が悪ければ飛沫も浴びます。
でも、安心感は半端ない!
無理は禁物ですが、海況の急変があってもNEOなら落ち着いて対処できそうな気がします。
この日は移動距離も釣りの時間も短め。
最高速は朝イチに記録したものですが、もちろん全開ではありません。
とても全開で飛ばせる海況ではありませんでした。
岸寄りで20km/h台、沖では10km/h前後が巡航速度でした。
消費したガソリンはおおよそ10リットルくらいだったと思います。
うーん、3連休、イベント翌日、多少無理してもと釣行し、
浮かべただけでなくそこそこ釣りも楽しめたので、かなり満足はしています。
本日、ショゴを刺身で食べたのですが、さすがの旨さでしたよ。
後は天候が安定してくれるのを待つばかりですね。
一気に気温が下がってきましたから、秋晴れの季節ももうすぐだと思います。
さあ、そろそろヒラマサ釣りたいですね。
それではまた おやすみなさい