2020年度<合格体験記>(23)(英語)

●植山先生
この度は3年間の受験勉強を経て無事合格いたしました。
1次も2次も多くの資料を活用させていただきましたが、初めて2次に臨んだ今年は、二次専用メルマガに本当に励まされました。
独学とはいえ、心強い先生がいつもついていてくださり、深夜まで情報発信をされている先生の熱意に応えようとがんばりました。
先生とは2017年開催の特別セミナー<通訳ガイドで食べていく方法>でお会いできました。この時以降大変お世話になっておりました。
次の受験生に向け、熱くメッセージと情報発信をされることと想像しますが、あまりご無理なさらないようにしてください。
●特別セミナー<通訳ガイドで食べていく方法>(2017年1月22日開催)
●英語(第2次口述試験専用メルマガ特別会員、セミナー参加者、無料動画利用者、教材利用者)
①受験の動機
外国人観光客に地元の良さを伝えたいという気持ちから居住県の特例通訳案内士となり、また定年退職までに全国の資格を取りたいとの思いがありました。
②第1次試験対策
<英語>(TOEIC S&Wで免除)
外資系IT企業で、日常的に英語を使っておりますので特に免除のための勉強はしておりませんでした。YouTubeでどういった問題が出されるのかのパターン認識は行いました。
<日本地理>(80点程度)
日本地理は得意分野でしたので、総復習に過去問、決定版資料を利用させていただきました。
<第1次筆記試験【問題】>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/18b0340041ceb26d8959b2c775736ffe
<第1次筆記試験【解答例】>(2004年~2019年)
http://www.hello.ac/geo.kaitourei.2004.2019.pdf
<日本地理>の傾向と対策<決定版資料>
http://www.hello.ac/2020.geo.pdf
<日本歴史>(センター試験免除)
2018年は歴史のみ不合格、その年の歴検2級は60点届かず免除とならず、2019年の1次は歴史のみを受験して67点で不合格。
歴史検定試験とセンター試験の掛け持ちは保険というより潰し合いになることを恐れ、正攻法で勉強できるセンター試験を申し込み、2020年1月に84点で免除を獲得できました。
苦手な歴史突破に3年かかりました。センター試験の問題は、最初にとりかかった時は非常にクセのある問題だと閉口しましたが、10年分を解くうちに、答えを出すために問題文全部を読む必要もなく、解き方が自然と身に付きました。
総復習には、決定版資料を利用させていただきました。歴史は辛酸を舐めてきたので、過去問とは決別しました。
<日本歴史>の傾向と対策<決定版資料>
http://www.hello.ac/2020.his.pdf
<一般常識>(35点程度)
ハローの資料、白書に加え、インターネットで「過去の出来事」「インバウンドに関する情報」を掲載しているサイトをいくつかブックマークし、政治、法律、経済、エンタメ、トラベル、食などのジャンルを自分で作って、ジャンル別に記事を時系列に割り振るという作業をするノートを作りました。
ただ、コロナの影響で、2020年には問題になりそうなイベントに乏しく、ヤマをかけるのは非常に難しい年になるのでは、と勉強している時から不安要素はありました。
ここで行ったアイテムにマイナポイントがあり、これが二次のプレゼンテーマに結び付きました。統計的な問題は落とせないので、毎年のように日本を軸にしたランキングを暗記しましたが、実際に出された問題は、世界でどの国が1位?でしたので、これは面食らいました。
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/ba192549d040213f4695e8a19145fa58
<第1次筆記試験【問題】>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/18b0340041ceb26d8959b2c775736ffe
<第1次筆記試験【解答例】>(2004年~2019年)
http://www.hello.ac/gen.kaitourei.2004.2019.pdf
<通訳案内の実務>(37点程度)
決定版資料、研修テキストを中心に、旅行業法、通訳案内士法の条文に目を通しました。
<第1次筆記試験【問題】>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/18b0340041ceb26d8959b2c775736ffe
<第1次筆記試験【解答例】>(2018年・2019年)
http://www.hello.ac/jitumu.kaitourei.2018.2019.pdf
<通訳案内の実務>の傾向と対策<決定版資料>
http://www.hello.ac/2020.jitumu.pdf
<観光庁研修テキスト>
http://hello.ac/kankouchou.kenshuu.siryou.comment.pdf
③第2次試験対策
一般常識でやらかしたと思い、1次の合格発表まで全く2次の勉強を開始させることができませんでした。
残された1ヶ月少々は、(もともと暗記は苦手で、会社の採用面談で、面接の受け答えを暗記に頼っている人はすぐにバレるという経験もあるので)「日本的事象英文説明300選」の暗記は当初から行わず、「300選」のテーマを日本語で言えるようになること、2分のプレゼンで2分間そのテーマだけに特化して話せないテーマもあるので、どのように話を膨らませるか?のパターンをいくつか作ってみました。
たとえばとあるテーマを選んだ場合、①それは何か?②季節はいつか ③それはどこで採れるのか ④その県は何が有名か ⑤そこに行くための交通手段は? ⑥自分の体験談があれば という具合に、テーマそのものは30-40秒、残りは関連する情報を加え、最後に自分の体験・経験ではこうだからおすすめですよ、関心がおありなら是非ご案内させてください。といったストーリーです。30秒でテーマを選ぶ際、「3秒以内に決めて決めたら浮気をしない」
ことを徹底しました。過去に出たテーマをカードにし、無作為に3枚をめくり、テーマを3秒以内に決めるという練習です。逐次通訳に関しては、自分が一番合っていたノートの取り方は、やはりすべてを書きとろうとすることだと悟り、NHKラジオの過去のNEWSの録音をきいて、それを書きとる練習もしました。
●プレゼンのテーマ
①講談
②マイナンバーカード(←これを選択しました)
③ゆず湯

●私のプレゼン
マイナンバーは国民個々人に付与されているIDナンバーである。IDナンバーは通知されたが、IDナンバーカードを作成している人の割合はまだまだ低い。マイナンバーカードがあると、住民票などの証明書を市役所に行かずに近くのコンビニエンスストアでも発行が可能となるように、我々にメリットがあります。政府はマイナンバーカードの普及のため、マイナポイントというキャンペーンを行っており、電子決済とマイナンバーカードを関連付けすると、5000ポイントがもらえるという内容だ。私はマイナンバーカードを作成していなかったので、この機会に作ったため、5000ポイントをもらうことができた。マイナンバーは、国民健康保険、銀行口座番号などと関連付けることによって、国民に対してより良いサービスを提供することを計画している。
(すべてが監視されることを嫌う人もいる、ということはネガティブ要素だとして、話すのをやめました)
(プレゼンの後の試験官との質疑応答)
(試験官)私は旅行者なのだが、マイナンバーカードは作れるのか?
(私の回答)日本国籍ではないので、残念ながら作れません。
(試験官)日本に住めばカードは作れるのか?
(私の回答)可能だと思いますが、詳細が知りたいのでしたら調べてお教えします。
(試験官)もしマイナポイントが5000ポイントではなく10000ポイントもらえるとしたらあなたは受け取るか?
(私の回答)はい、受け取ります。(一同、笑い)
●外国語訳の日本文(相撲)
相撲は、二人の力士が土俵で闘う競技で、日本の国技です。一方の力士が、相手を土俵から出すか、相手の体の一部を土につけたら勝ちです。最高ランクの力士は横綱で、次のランクは大関と呼ばれます。相撲観戦は非常に人気があり、大相撲は年に6回、ぞれぞれ違った都市で開催されます。
(外国語訳の後の試験官との質疑応答)
(試験官)せっかく観戦にきたのにどういった Concern がありますか?相撲は初めてだし長時間かけてすべての取り組みを観る自信がない。
(私の回答)確かにすべての取り組みを観ると3時間かかります。後半になれば横綱や大関ランクのレスラーの取り組みがあるが、それらを観戦してはどうですか?。
(試験官)何時頃からが見所か?
(私の回答)私も相撲観戦が好きでTVで観ていますが、17時以降がよいですね。
(試験官)何時に終わりますか?
(私の回答)18時です。
(試験官)後半の取り組みの1時間の観戦なら丁度よいが、それまでアリーナの外で何をしていればよいか?
(私の回答)(勝手に両国と思い込んでいたので)両国近辺は東京の下町なので街の散策、ショッピングをしてアリーナに戻るとよいでしょう。
2019年度<2次レポート>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/b88dd854387bfa75973897a14d90cc96
第2次口述試験対策<切腹鉄板予想問題70題>
http://www.hello.ac/teppan70.pdf
④ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
毎年同じ資料を活用させていただいていますが、初めて2次試験に進んだところで、第2次口述試験受験対策専用メルマガを発信いただくことができて、毎号毎号精読しました。
この専用メルマガが2次試験勉強を継続するための力になってくれまして、先生には大変感謝しております。もちろん音声ファイルを開いて、いつもの先生の声をきいておりました。
(ご参考)第2次口述試験受験対策専用メルマガのバックナンバー
https://e7.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E660
https://e7.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E660



⑤今後の抱負
普通自動車二種免許をもっていますので、通訳ガイドの資格を持つドライバー(営業車)もできるよう準備を進めてきました。
この3年で、無資格ガイドによる有償ガイドが認められ、自家用車による通訳ガイドが違法だと明確になり、歴史が難問・珍問化、試験問題用紙が持ち帰れない、といった大きな変化が起こり、通訳案内士のアイデンティティそのものに疑問を持つまでになりましたが、いつしかのデビューに備えるべくインプット作業は継続したいと思います。
以上