Sydney Yajima


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枝野さん、あなたは震災後、はじめて、まともなことを言っている。

2012-02-17 19:27:00 | 政治
投資をすると、それに見合う株式が発行される。
その株式保有率が50%を超えると、株主は、会社に対して議決権を得る。つまり、会社を乗っ取れる。
あたりまえの、資本主義のイロハだ。
東電の国有化は、このイロハに乗っ取っているはずで、少なくとも資本主義のルールの中で、枝野市の言っていることは、間違っていない。
しかし、経団連の会長である米倉さんは、枝野氏に批判的で、「勘違いしている」とまで言い、その上で、国が経営権を取って今まで良かった試しがないとまで切って捨てている。
しかし、東電に任せた結果が、今の状態で、国は、東電を買収したいから金を出すのではなく、東電が泣きを入れてきたから、金を出す代わりに経営権をよこせといっているのに過ぎない。
つまり、東電の社長や役員は、全員クビになるだろうし、また、電気料金の値上げなども簡単にはできなくなるということだ。
それを原発大好きの米倉会長は、嫌悪しているらしい。
しかし、いやしくも経団連の会長ならば、資本主義のイロハをご存知のはずで、間違ってもこんな、「勘違い」発言はしないはずである。一瞬私自身、このひとは、頭がどうかしたんじゃないかと疑ったほどだ。

国が経営すると、非効率になる云々という議論もあるが、これも的外れ。どんな会社であっても、金を出した資本家の言うことを聞かなければならないし、資本家はその会社に、さまざまな 要求をすることが出来る。その要求の内容は、もちろん利益を上げるということも含まれるし、また、会社のありかたや社会的道義 環境問題 地域共同体との融和 雇用問題などについても、もちろん要求することが出来る。

一番の大きな「勘違い」をしている人がいるとするならば、今のままなら、東電は破産するということを、認識していない人がいることなのである。そして、まぎれもなく米倉さん あなたはその一人だ。

枝野氏が言うところの、「それなら経団連が金を集めて、東電を買収して民間でやってくださったら、こっちは大助かりです。」というのは、本当に的を得た言葉で、枝野氏が、震災後、はじめてまともなことを言ったと、私は実に彼を評価している。
これは感情的な皮肉ではなく 会社の成り立ちそのものに帰った資本主義のイロハを言っているだけなのだ。

金を払う
その金を払った人間が、その対価のモノを得る。
あたりまえのことだ。

それが、感情論だという人間やマスコミは、小学校へ行きなおしてもう一度、ちゃんと勉強してきて欲しい。