1月16日~18日、コケの観察をメインに奄美大島へ行ってきました。
奄美大島は生物多様性が高い自然豊かな島で、西表島、沖縄島北部、徳之島とともに、2021年に世界自然遺産に登録されました。 この島の自然の豊かさは、猛毒のハブを警戒して人々があまり林に入らないことも一因でしょう。
コケの観察などはハブの活動が低下する冬に限りますが、冬眠しているわけではないので注意は必要です。
【1月16日】
昼に奄美空港に着き、レンタカーで宇検村にある湯湾岳展望公園へ。
上が湯湾岳展望公園の駐車場で、トイレなどの設備も充実しています。 湯湾岳へは写真左端の鳥居の所から登り、普通なら1時間ほどで山頂に着くのですが、昼の短い時期にコケを見ながらですので、途中で引き返しました。
【1月17日】
湯湾岳は神聖な場所で、山頂近くには祠のある広場があります。
大和村の湯湾岳上り口駐車場から祠広場まではボードウォークが整備されていて、20分ほどで登れるのですが、トイレも無く、希少野生生物を守るための規制が厳しく行われています
大和村から湯湾岳への登り口
監視カメラ設置を知らせる看板
設置されていた監視カメラ
祠広場が見えてきました。
祠広場から山頂までは、特に保護が必要な場所として、2022年11月25日からは立入禁止となっています。
湯湾岳から所々観察しながら「マテリヤの滝」へ向かいます。
あちこちの路上にはアマミノクロウサギへの注意を促す文字が書かれ、看板も設置されています。
マテリヤの滝 滝への遊歩道でもコケなどを観察
環境省の奄美野生生物保護センター(AWC)へ寄って見学、資料をもらって宿に戻りました。
【1月18日】
この日は朝から、2022.10.8.にニューアルオープンした「奄美群島国立公園ビジターセンター奄美自然観察の森」へ。 カンヒザクラが咲いていました。
亜熱帯林の様子がよく分かる園内を散策した後、海沿いをドライブ。 海岸生物などを観察しながら空港に戻りました。
飛行機から見る鶴見緑地 「咲くやこの花館」の温室も見えます。
この旅行で観察できたコケなどは、順次「そよ風のなかで Part2」に載せていきます。
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