そよかぜ日記

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コケ観察に屋久島へ

2020年03月06日 | 自然

 3月2日~5日に屋久島に行ってきました。

屋久島-飛行機の窓から

乗ってきたATR42-600 屋久島空港にて

 屋久島は、広い意味で四万十層群に属する堆積岩のあった所に、比較的軽い花崗岩が浮かび上がってきてできた島です。 この花崗岩は今でも1000年間に1mくらいのスピードで上昇を続けているようです。 そのため、島の大部分は風化され易い花崗岩が急峻な地形をつくる一方、九州で最も高い山のある洋上の山岳島となっています。

海岸では花崗岩の上昇以前からあった堆積岩の地層が観察できる

 高い山があるため、気候帯的には亜熱帯から亜寒帯まであることになり、また雲が湧き易く雨が多いため、多くの種類のコケが育つこととなり、種数にしてこの小さな島で日本全体のコケのほぼ1/3が育っていると言われています。  今回の旅行の主目的はこれらのコケを見ることで、観察したコケは順次「そよ風のなかでPart2」に載せていくことにします。