そよかぜ日記

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モンゴル恐竜化石展

2012年11月27日 | 展覧会
 日本とモンゴルの外交関係樹立40周年などを記念して、11月23日から2013年6月2日まで、大阪市立自然史博物館で「発掘!モンゴル恐竜化石展」が開かれています。
 ゴビ砂漠で発掘される化石は、保存状態の良いものが多く、恐竜研究に大きく寄与しているということです。 大部分がレプリカではなく実物の展示であることも、大きな魅力です。
 約160点の標本が展示されていますが、私の主観で選んだおもしろそうなものを、いくつか下に載せておきます。


「格闘する恐竜」として知られている「瞬間」を保存した化石です。
ヴェロキラプトル(右)の後足の爪はプロトケラトプス(左)の首に食い込んでいて、プロトケラトプスはヴェロキラプトルの前足に噛みついています。
もみ合っている最中に砂嵐などで生き埋めになったと考えられています。



タルボサウルスの全身骨格
ゴビから見つかる最大の肉食恐竜です。 前足はティラノサウルスの仲間の中でも特に小さくなっています。



アジアの角竜プロトケラトプス(幼体)の全身骨格(手前)
立体のまま化石になっている保存状態の良さに驚かされます。



卵を抱いた状態でみつかったシチパチの化石
現在の動物を見ても、このように卵を抱くのは鳥だけで、獣脚類と鳥は抱卵姿勢も似ていることになります。



久米田池

2012年11月23日 | 自然
 大阪府岸和田市にある久米田(くめだ)池は、府下最大の面積を持つため池です。 奈良時代に僧行基と橘諸兄により築造され、その後も新田開発に伴う拡張を繰り返し、現在に至っています。 現在は農業用水としての活用の他、カワチブナの養魚池としても活用されています。


   久米田池  後ろは金剛山(右)と大和葛城山(左)

 この池は多種多様な鳥が訪れることでも知られていて、「鳥の国際空港」などとも呼ばれています。 冬季には水が抜かれるので越冬地として利用するガンカモ類の種類はそう多くはありませんが、水が抜かれた湿地状態でのシギ・チドリなどの種類数の多さや、北へ帰る前に集結するのカモたちの数の多さは、よく知られています。 大阪府下のクロツラヘラサギの来訪回数も、この池が最多で、この池のシンボル的存在として、久米田池を囲むフェンスには、あちこちにクロツラヘラサギのレリーフ板があります。