特別展「新説 恐竜の成長」が、3月10日から6月3日まで、大阪市立自然史博物館で開催されています。 様々な恐竜の成長に伴う変化を中心に、新説に基づいた恐竜の生態が、骨格標本やアニマトロニクス(動作や姿を示すロボット)で紹介されています。
トリケラトプス
植物食恐竜であるトリケラトプスの襟飾りには太い血管がありました。 下は、威嚇や動揺している時には血液循環が増加し、襟飾りの色が変化したのではないかという仮説に基づいて作られたアニマトロニクスです。
このトリケラトプスの襟飾りは成長するにつれて薄くなり、生長しきってしまうと穴ができます。 また眼の上の角も、成長するにつれて薄い壁になります。 ですから、これらの襟飾りや角は身を守るために使ったとは考えにくい状況です。 またオスもメスも同じ姿ですから、繁殖期のディスプレイや戦いに使われたとも考えられません。
トリケラトプスの角は年齢で角度が変ります。 上の動画のように角が上に反っているのは幼体です。 このように角や襟飾りなどは、種内でのお互いの認識に使われたのではないかと考えられています。
ティラノサウルス
ティラノサウルスは、その体重と足の筋肉との関係から、そんなに速くは走れなかったようです。 また、たいへん発達した嗅球を持っていて、遠くの匂いを嗅ぎ分けることができたようです。 その他様々なことから、ティラノサウルスは生きた生物を襲って食べる肉食動物ではなく、死んだ動物などを食べるスカベンジャー(腐肉食動物)だったと考えられるようになってきました。 なお、ティラノサウルスのかわいい前肢の機能的な役割は、ほとんど無かったようです。
ティラノサウルスは幼体と成体で歯の形が違います。 幼体では小さく扁平で鋭い歯が並んでいますが、成体では歯の数が減り、断面の円い先も尖っていない歯で、これは生え変わる新しい歯でも同じです。 これらのことから、幼体は餌の肉を切り裂いて食べていましたが、成体では骨をも砕いてしまうことができたようです。(この様子も別のアニマトロニクスで再現されていました)
この他、植物食恐竜ヒパクロサウルスの成長に伴う声の変化がアニマトロニクスで再現されていたり、従来別種だと考えられていたものがパキケファロサウルスの年齢に伴う変化であったとする説など、盛りだくさんの内容が紹介されています。
また今回の展示では、日本初公開のティラノサウルスの実物頭骨化石(長さ約1.5m)をはじめ、複製ではない本物の化石がたくさん展示されているのも特徴のひとつです。
※ 今回載せた動画は内覧会の時に撮ったもので、通常の会場とは雰囲気が異なるかもしれません。
トリケラトプス
植物食恐竜であるトリケラトプスの襟飾りには太い血管がありました。 下は、威嚇や動揺している時には血液循環が増加し、襟飾りの色が変化したのではないかという仮説に基づいて作られたアニマトロニクスです。
このトリケラトプスの襟飾りは成長するにつれて薄くなり、生長しきってしまうと穴ができます。 また眼の上の角も、成長するにつれて薄い壁になります。 ですから、これらの襟飾りや角は身を守るために使ったとは考えにくい状況です。 またオスもメスも同じ姿ですから、繁殖期のディスプレイや戦いに使われたとも考えられません。
トリケラトプスの角は年齢で角度が変ります。 上の動画のように角が上に反っているのは幼体です。 このように角や襟飾りなどは、種内でのお互いの認識に使われたのではないかと考えられています。
ティラノサウルス
ティラノサウルスは、その体重と足の筋肉との関係から、そんなに速くは走れなかったようです。 また、たいへん発達した嗅球を持っていて、遠くの匂いを嗅ぎ分けることができたようです。 その他様々なことから、ティラノサウルスは生きた生物を襲って食べる肉食動物ではなく、死んだ動物などを食べるスカベンジャー(腐肉食動物)だったと考えられるようになってきました。 なお、ティラノサウルスのかわいい前肢の機能的な役割は、ほとんど無かったようです。
ティラノサウルスは幼体と成体で歯の形が違います。 幼体では小さく扁平で鋭い歯が並んでいますが、成体では歯の数が減り、断面の円い先も尖っていない歯で、これは生え変わる新しい歯でも同じです。 これらのことから、幼体は餌の肉を切り裂いて食べていましたが、成体では骨をも砕いてしまうことができたようです。(この様子も別のアニマトロニクスで再現されていました)
この他、植物食恐竜ヒパクロサウルスの成長に伴う声の変化がアニマトロニクスで再現されていたり、従来別種だと考えられていたものがパキケファロサウルスの年齢に伴う変化であったとする説など、盛りだくさんの内容が紹介されています。
また今回の展示では、日本初公開のティラノサウルスの実物頭骨化石(長さ約1.5m)をはじめ、複製ではない本物の化石がたくさん展示されているのも特徴のひとつです。
※ 今回載せた動画は内覧会の時に撮ったもので、通常の会場とは雰囲気が異なるかもしれません。
ドイツのお土産に、おいしくてよく知られている「猫チョコ」だよと、いただきました。 たしかに箱(下の写真)の表には猫の絵が書いてありますが、中身は上のようなミルクチョコレート、たしかにおいしくてお薦めですが、この細長いもののどこが猫??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ff/4e50e3a12d3e86fe9086e9e88f589549.jpg)
調べてみると、箱に印刷されている「 Katzenzungen 」、「 katze 」は英語の cat、つまり「猫」、「 zunge 」は英語の tongue、つまり「舌」ですから、「猫チョコ」ではなく、「猫舌チョコ」でした。
ドイツはアメリカに次ぐチョコレート大国で、少し古いデータ(2001年)ですが、チョコレートの生産量、輸入量、輸出量、国内消費量とも、ヨーロッパ1ということです。
そしてドイツ人は猫が大好きで、ペットとして飼われているのは、犬の550万匹に対して、猫は820万匹( 2008年のデータ)ということです。
「猫舌チョコ」ならぬ「猫チョコ」もたくさん販売されているようです。