紫式部の生涯がNHK大河ドラマ「光る君へ」で描かれていますが、紫式部が『源氏物語』の着想を得たとされる石山寺に行ってきました。
境内には大河ドラマ館が作られ・・・
境内の至る所に幟(のぼり)が立てられています。
紫式部像もあります( 上の写真:2018年12月撮影)。
が、それらを横目に見て、目的はコケ観察。 石山寺には、コケ観察を目的に、2015年5月と2018年12月にも訪れています。
石山寺は東は瀬田川に面していますが、北、南、西は林で、境内も広く、多様な環境があります。 多様な環境には多様なコケが見られます。
特に・・・・
本堂 (2018年12月撮影)
石山寺の本堂は珪灰石(けいかいせき)の巨大な岩盤の斜面に建てられた懸造(かけづくり)です。
珪灰石と多宝塔
珪灰石(wollastonite、ウラストナイト)とは、石灰岩にマグマが貫入してきた際、その接触部付近にできるスカルン鉱物です。
境内には石灰岩の露頭もあちこちに見られ、石灰岩上には石灰岩特有のコケが見られます。