そよかぜ日記

写真、メモ、日常のできごと etc. 拡大できる写真も、あちこちに

2023年を振り返って

2023年12月16日 | 日常

 今年も残すところあと2週間、1年を振り返ってみました。

講師など
・1月 咲くやこの花館「コケ展」でコケの観察・解説ツアー(午前と午後を2日)
・4月~(来年3月) 大阪動植物海洋専門学校講師
・4月~9月 NHK文化センター京都教室で「ミクロで楽しむコケの不思議」講師
・5月12日~13日 愛知県 愛知緑化センターで講演「不思議なコケの国」
・10月~(来年3月) NHK文化センター京都教室で「身近なコケの不思議な世界」講師
・11月10日~12日 京都「苔こけコケ展」観察会テキスト作成と観察会講師

コケ観察旅行
・1月16日~18日 奄美大島
・3月8日~11日 屋久島(コケフォレーに参加)
・5月12日~13日 愛知県 段戸裏谷・面ノ木(苔むす会主催)
・6月23日~25日 北八ヶ岳(岸本氏主宰)
・9月8日~11日 阿寒(オカモスメンバーと)
・12月29日~1月1日 高知(予定)

その他
・オカモス関西 コケサロン観察会
・近郊でのコケ観察(箕面、京都府立植物園、くろんど園地など)


NTTドコモの西日本オペレーションセンターなどを見学

2019年02月22日 | 日常

 NTTドコモ大阪南港ビルはドコモの移動通信サービスの関西ネットワーク拠点ですが、ここで、災害時などに活躍する移動基地局車や、このビル内にある西日本オペレーションセンターなどを見学してきました。

 

ビルの屋上には巨大な通信用タワー

 

携帯電話向けアンテナを伸ばし、通信衛星用のパラボラアンテナを空に向けた移動基地局車

 

 携帯電話は基地局と電波をやりとりしながら通信を行っています。 ネットワークオペレーションセンター(NOC)は、ドコモのモバイルコミュニケーションネットワークシステムが円滑に運用されるように、24時間・365日、全国の基地局に対して監視・措置・技術支援を行い、最適なネットワーク環境になるように制御を行っています。 このNOCは東京の品川と大阪の南港の2ヶ所にあり、大災害などでどちらかの機能が失われても、もう一方で全国のネットワークを維持できるシステムを構築していますが、普段は品川で北海道から東海までを、南港で関西から沖縄までを管轄しています。

 

 

  上はネットワークオペレーションセンターの大画面で、各基地局の装置の状況を示しています。 赤はAランクの警報、紫はB1ランクの警報で、警報の出ている装置がとても多いようですが、その大部分は、装置の更新やメンテナンスのために装置を停止させているものだそうです。  画面の中央上にはNHKテレビの画面が出ていますが、これは地震などの災害をいち早く知るためだということです。


ドイツ土産にいただいたチョコレート

2012年03月06日 | 日常

 ドイツのお土産に、おいしくてよく知られている「猫チョコ」だよと、いただきました。 たしかに箱(下の写真)の表には猫の絵が書いてありますが、中身は上のようなミルクチョコレート、たしかにおいしくてお薦めですが、この細長いもののどこが猫??



 調べてみると、箱に印刷されている「 Katzenzungen 」、「 katze 」は英語の cat、つまり「猫」、「 zunge 」は英語の tongue、つまり「舌」ですから、「猫チョコ」ではなく、「猫舌チョコ」でした。
 ドイツはアメリカに次ぐチョコレート大国で、少し古いデータ(2001年)ですが、チョコレートの生産量、輸入量、輸出量、国内消費量とも、ヨーロッパ1ということです。
 そしてドイツ人は猫が大好きで、ペットとして飼われているのは、犬の550万匹に対して、猫は820万匹( 2008年のデータ)ということです。
 「猫舌チョコ」ならぬ「猫チョコ」もたくさん販売されているようです。


アイスプラント

2010年03月21日 | 日常


新野菜の紹介です。上の写真、水をかけて水滴がいっぱいついているわけではありません。
この野菜、原産はヨーロッパ・西アジアからアフリカにかけてで、学名は Mesembryanthemum crystallinum、ハマミズナ科の植物です。
上で写真では水滴が付いているようだと書きましたが、触ってみると硬いものですので、和名は、葉の表面に氷がついているようだとして、「アイスプラント」と名付けられています。表面を拡大してみると、なかなか美しいものです。



漬物を作る時に塩を使うように、濃い塩水は植物の体から水を奪います。ですから、多くの植物では、海に近い所では根から水を吸収できず、海水を被ると地上部からも水分を奪われ、生育することができません。
しかし何種類科の植物は耐塩性を高めるしくみを持っていて、「塩生植物」と呼ばれています。
アイスプラントも塩生植物の一種で、表皮に塩嚢細胞(ブラッダー細胞)と呼ばれる細胞があり、体内に侵入した塩類を追い出し、ここに隔離しておきます。これが氷のように見えるわけです。細胞の表面は比較的丈夫で、ブヨブヨしている感じはありません。
なお、学名の種名のクリスタリナムはこれをクリスタルと見たわけです。
この塩嚢細胞は、葉の表は光合成を円滑に行うためでしょうか、あまり発達はしていないのですが、葉の裏や茎の表面には大きく膨れた塩嚢細胞を見る事ができます。下は茎を写したものです。



アイスプラントは栽培が容易で生長も早いので、植物の耐塩性研究の材料として注目されてきているのですが、最近は日本でも塩味のする新野菜として、ソルトリーフ、ソルティーナ、クリスタルリーフ、バラフ、プッチーナなどという名前で売られはじめました。
写真は佐賀大学のベンチャー企業がバラフという名前で販売しているものを使いました。ちなみに「バラフ」とはアフリカのスワヒリ語で、「水晶」や「氷」を意味するようです。
氷または水晶のように見える部分には、海水に近い成分が入っているわけですから、当然塩味がするのですが、シャキッとしていて、表面以外は水分が多く柔らかく全く癖の無い味ですので、塩辛いという印象は全くありません。