そよかぜ日記

写真、メモ、日常のできごと etc. 拡大できる写真も、あちこちに

纏向・山辺道を歩く

2013年09月26日 | 歴史探訪


 秋らしくなってきた奈良県の纏向(まきむく)や、その近くの山辺道を歩いてきました。 纏向は弥生時代末期から古墳時代前期にかけての大集落遺跡のある場所で、邪馬台国畿内説ではここが邪馬台国だろうと言われている所で、古代史的にはとてもおもしろい場所です。 しかしそのことを具体的に書きだすと、とてもとても長い文になりそうなので、止めます。
 写真もたくさん撮ったのですが、そのうちの4枚だけ載せておきます。 下の3枚はクリックで拡大します。




   卑弥呼の墓の候補とされる箸墓古墳




   ヒガンバナと箸墓古墳



   二上山に沈む夕日


玉置神社

2013年09月15日 | 歴史探訪

 玉置神社に行ってきました。 玉置神社は、2004年7月登録のユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産です。



 神社に伝わる「玉置山縁起」によれば、熊野本宮とともに崇神天皇により創建されたとされています。 「熊野三山の奥の院」ともされますが、このように称されるのは江戸時代中期頃からの話のようです。
 「玉置」の名称は何に由来しているのでしょうか。 玉置神社は玉置山の9合目に位置しますが、玉置山では枕状溶岩の露頭が見られます。 枕状溶岩とは、海底火山の噴火により出てきた溶岩が周囲の海水によって冷やされ、円柱状(枕状)に固まったものです。 この枕状溶岩の積み重なった所の断面は、玉を重ねて置いたように見えます。 古の人々は、この不思議な地形を神の依代と考え崇拝したことが、この神社の起源となっているのではないでしょうか。

               神代杉

               夫婦杉

 雨の多い所で、神社の境内には杉が大きく育っています。 これらの杉の巨樹群は奈良県の天然記念物に指定されています。 また、境内にはイワヒバもたくさん育っていました(下の写真)。