周辺に植木屋さんが林立している阪急宝塚線山本駅から、最明寺川に沿ってコケ観察をしながら最明寺滝へ。 上がその最明寺滝です。
「最明寺」は、鎌倉時代に北条時頼が出家して「最明寺入道」と名のり、庵をつくった所からのようです。
周辺に植木屋さんが林立している阪急宝塚線山本駅から、最明寺川に沿ってコケ観察をしながら最明寺滝へ。 上がその最明寺滝です。
「最明寺」は、鎌倉時代に北条時頼が出家して「最明寺入道」と名のり、庵をつくった所からのようです。
奈良県吉野郡川上村の蜻蛉の滝付近や青根ヶ峰に続く道でコケなどを観察。
蜻蛉の滝
万葉集(巻7・1120)に青根ヶ峰のコケが詠まれています。
み吉野(よしの)の 青根(あお)が岳(たけ)の 蘿(こけ)むしろ
誰(た)れか織(お)りけむ 経緯(たてぬき)なしに
吉野の青根が岳の苔のじゅうたんは誰が編(あ)んだのだろうか、縦糸も横糸もきっちりと編んだように揃っていて美しい、といった意味になるのでしょう。
万葉集には苔を詠んだ歌が10首ほどありますが、多くは「苔(こけ)生(む)す」や「苔のむすまで」のように悠久の時間を表すためにコケが用いられていて、純粋にコケの美しさを詠んだのは、この歌のみのようです。
観察したコケは「そよ風のなかで Part2」に載せていきます。
9月下旬の槇尾山、これまで何度も虫や維管束植物を見ながら歩いた道ですが、コケを意識して歩くと、また違った世界が見えてきます。
苔むしたベンチ
道の脇には苔むした岩があちこちに
岩上に育つチヂミバコブゴケ
岩上のコバノチョウチンゴケ
水中にまで広がるスジゴケ属の一種