そよかぜ日記

写真、メモ、日常のできごと etc. 拡大できる写真も、あちこちに

有名犬

2011年05月28日 | コンピュータ
 我が家の愛犬サクラが、■■■(故あって伏字にしておきます)として、世界中に知られる犬になりました。
 (若い頃のサクラの様子は  こちら










 ここまでくると、さすがにウソだと分かっちゃうか・・・



 こんなことがいとも簡単にできてしまう画像処理技術の進歩ってスゴイですね。 でも、事実を写した写真と遊びで作った写真の区別ができなくなるのは問題ですね。

※ 写っているのは本物の我家の愛犬です。

暗峠~日本にもまだ石畳の国道があった~

2011年05月06日 | 歴史探訪
 大阪府と奈良県を結ぶ国道の1つに、生駒山を越える国道308号線があり、大阪と奈良の境付近は暗峠(くらがりとうげ)と呼ばれています。 峠の標高は455mです。 この国道は、昔の「暗越奈良街道」を国道にしたもので、昔は大阪と奈良を最短距離でつなぐ街道として賑わいをみせていたようです。
 松尾芭蕉が秋に大坂へ向かう時も、この峠を通っていて、
  「菊の香に くらがり登る 節句哉」
という句を残しています。
 峠の頂付近は、江戸時代に郡山藩により敷設された石畳となっていて、今でも茶店があります。



 これが国道です。 上の写真は大阪側から見たもので、峠の頂から向こうは奈良県生駒市になります。 正面に見える白いガードレールは「信貴生駒スカイライン」ですが、国道308号線はこの下をくぐっていて、つながってはいません。



 この道は、建設省「道の日」実行委員会による日本の道100選に選ばれていて、右側の碑には下のプレートが埋め込まれています。



 生駒山は逆断層でできた山で、断層面は生駒山の西側、つまり大阪側にあり、生駒山は奈良県側から登るのは比較的傾斜がゆるいのですが、大阪側からはたいへん急な傾斜になっています。
 上方落語の「旅ネタ」に、伊勢神宮参詣の道中をいくつかの噺にした「東の旅」があります。 その「発端」という噺は入門したての落語家の口馴らしとして教わることが多いそうですが、その中に、
  あれは、ほんまは「暗がり峠」と言うのやないそうで、
  あんまり坂が急な為に、馬の鞍が、ひっくり返りそうになります。
  そこで、あれを「鞍返り峠」と言うたのが、ほんまやそうで・・・・・
という部分があります。

 以前歩いた時に、暗峠の近くにアオモジという木があったはずだと思い、その木見たさに、奈良からの帰りに車で暗峠を通りました。 奈良県側も道幅は細く、対向できる場所は非常に限られています。 それが大阪側に入ると、現在でも急斜面は全く変らず、スリルを楽しんできました。 この急坂と細い道で対向車と出会ったら、どうしようもありません。 特に大阪側からの暗峠はハイキングに限ります。