そよかぜ日記

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スペイン 奇跡の恐竜たち

2015年03月21日 | 展覧会

 3月21日から5月31日まで、長居の大阪市立自然史博物館で、特別展「スペイン 奇跡の恐竜たち」が開催されています。(上はその図録の表紙です。)
 じつはスペインは世界有数の恐竜化石の産地です。 奇跡的な保存状態で発見された貴重な実物化石など、多数の化石や復元模型などが展示されています。 例えば全長約6mの獣脚類「コンカベナトール」の実物化石には、羽毛や手足の裏の肉球の跡が残っています。
 そのほかにも様々な展示がされていますが、私的におもしろかったものを2つ挙げておきます。 1つは、現在では鳥類は恐竜(の竜盤類の獣脚類の一部)の生き残りと考えられていますが、その鳥の進化の解説展示です。 もう1つは、ステゴザウルスの背中にある板は、ディスプレイ機能の他に放熱機能もあったとして、現生の鳥オオハシの大きな嘴との対比でした。
 今回の特別展は、支倉常長を大使とする慶長遣欧使節団(注)から400年という節目に合わせた「日本スペイン交流400周年事業」として企画されたもので、これほど大規模にスペインの恐竜が紹介されるのは、もちろん日本では初めてです。

(注) NHK BSプレミアムで再放送されていた大河ドラマ「独眼竜政宗」、本日が最終回でした。 楽しみにしていた放送なのに、残念です。


住吉大社

2015年03月16日 | 歴史探訪

 近くに行く用事があったので、久しぶりに大阪市住吉区にある住吉大社に行ってきました。 初詣にはとても混む神社ですが、ゆっくり見学できました。 ちょうど大相撲大阪場所で住吉大社には立浪部屋の宿舎があることから、お相撲さんにも出会いました。








 住吉大社は、旧社格は官幣大社、現在は神社本庁の別表神社で、全国に約2,300社ある住吉神社の総本社です。 創建は、神功皇后が三韓征伐より帰還した時に、神功皇后への神託により、住吉三神を祀ったのに始まるとされています。
 江戸時代までは境内馬場(現在は住吉公園となっています)は海に面していて、大和王朝では外交と航海に関連した神社で、遣隋使や遣唐使も、大社の南を流れる細江川(細井川とも呼ばれ、阪堺電軌阪堺線の駅名にもなっています)にあった住吉津(すみのえのつ)から出発しました。
 「一寸法師」の話も、子宝に恵まれなかった夫婦が住吉大社に祈って子供を授かり、その子供が住吉津から大阪湾に出て淀川を上り、京都へ向う話です。
 主祭神は、底筒男命(第一本宮)、中筒男命(第二本宮)、表筒男命(第三本宮)の「住吉三神」と息長足姫命(=神功皇后:第四本宮)で、第一~第四本宮全てが国宝に指定されています。

 上は右が第四本宮、左が第三本宮で、その奥に第二本宮と第一本宮が並んでいます。

     第一本宮