やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

背守り(せまもり)

2011-10-20 | カルチャー
子供の着物の背中の襟元に魔除けの印として
お母さんが縫った背守りの存在を教わる。

江戸時代には全国にひろがり、昭和の初期まで
徐々に着物が廃れる頃まで続いていたそうだ。

かつては和裁の教科書に必ず載っていたもの。
今では60代の方でも「初めて見ました」という方が
多くなっている。


ここより、一例。

自宅に帰ってどこかで見たようなと検索していると、
去年の『暮しの手帖 夏号』で紹介されていた。
「せもり」って読んでたかもしれないし、記憶が
いい加減やから忘れていた。

「背縫いがない着物を着ると魔がさす」と昔の方は考え、
背縫いをお守りとして縫う風習ができたとか。

なるほど、と理解したのが、大人の着物は背筋に沿って二枚の
布をつぎあわせてあるが、7歳いかない子どもの着物は
「身幅が狭いので、一枚布で足りてしまいます」との説明。

継ぎ合わせて縫う必要がないけど、「これではあまりに無防備だ、
と昔の人は考えました。」(「」は暮らしの手帖からの引用)

その全てが子を思う心。乳幼児の死亡率も高かった時代。
祈り、願いをこめた文様の刺繍に変わっていたのだそうです。

『暮しの手帖』は、長年背守りの収集、
研究を続けている鳴海智子さんを訪ねている。

すばらしいコレクション

背守の文化を現代に伝えようと鳴海さんは、普段着である
Tシャツやベビー服に背守を縫いつけることを提案し続けている。



たとえひと針でも自分の手で縫うことの大切さを伝えながら、
親子の絆を感じてもらいたいって願っているそうだ。
願いは形を通じてより強いものになるのかもしれない。

彼女は『季刊銀花 2009年夏号』でも
「背守り今昔 蒐集と作」という題で書いてはる。

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