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ねがうこと、ゆだねること

ベンガルと東北の刺子展・民藝館

2014-11-24 | カルチャー
本ブログの更新が遅れ気味。 淡路島や京都への出張が
あったりしてズルズルと。即時性の強いものはそんなに
ないからと追っかけながら書いてるけど、この企画展は
とてもよかったのに今日11/24までだから書いておくね。

駒場の民藝館でベンガル地方と東北の刺子展をやってる
んだけど、ベンガル地方の刺子のことをカンタって呼ぶ
そうなんだけど、これが素晴らしい。



ちらちらと実物や写真では見たことがあったんだけど、
これだけまとまって、祭礼用の実物を見たのは初めて。

婚礼や儀式のとき床に敷かれ、花嫁や花婿、
参列者が周りを取り囲むように座ってそれを
愛でます。

掛け布団用とかはもっとサイズは大きく、柄もこんなに
コラないそうだ。

中央に蓮の花を、四隅にペーズリーをいれるの
を基本とし、生命の樹や花、魚、馬、象、虎、
孔雀、蛇などの動植物をはじめ、神様を乗せて
練り歩く祭りの山車やハサミ、ナッツカッター
など身辺の品々まで生き生きと描かれています。



楽器あり列車あり、宗教的なものもなにもかもみんな
祈りとともに縫い込まれてある様だ。基本は女性が一
人でつくり上げるそうだ。

19世紀と20世紀のがあったけど、気に入ったのはいずれ
も前者のもの。



今回のカンタ・コレクションは自由が丘にある岩立フォー
クテキスタイルミュージアム
からの選りすぐり70点。代表
の岩立広子さんが初めてカンタに出会ったのは1970 年代。

これこそ自分の求めていたものだと感激

以来インド通いが続き、世界的にも類がないコレクションに
なったとか。カンタに限らないそうだけど。その自由が丘の
ミュージアムもいつか行ってみよう。

東北の刺子はカンタに比べれば、見慣れた感が強いけど、と
ってもいい柄のものがたくさんあった。

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