やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

森村泰昌「レンブラントの部屋、再び」展

2013-11-21 | art
1994年に原美術館で行われた「森村泰昌 レンブラントの部屋」
その再演というか再個展が、開催されている。ボクは行ってないけ
ど、森村さんの国内の美術館での初個展ということもあって話題を
集めたそうだし、全作品が美術館へ収蔵されたそうだ。

なぜ、今なんだろう。資生堂ギャラリーで、ベラスケスの「ラス・
メニーナス」をテーマにした新作の発表に呼応したからだろうか。
こちらのことは、また明日でも。


「恰幅の良いセルフポートレイト」     「平たい帽子を被った自画像、1642年」

94年の展示を担当したのは学芸員だった内田洋子さん。今では現
副館長だそうだ。ずっと森村さんを追ってきた彼女にはいろんな
思いがあるやろうな。

森村さんがレンブラントの自画像に惹かれたのは、彼がたくさん
の自画像を描いているからだそうだ。そして、最も惹かれたのは
「まさに彼が扮装の達人であること。」


「家族の肖像・妻」            「春の女神フローラに扮したサスキア」

レンブラントにとどまらず、夫人、愛人、息子や母親に扮していく。
その楽しいこと。ついつい笑ってしまう。元絵が並んだ解説ペーパー
が配布されるから、ついつい比べてしまう。


「表情研究III」            「帽子を被り眼を見開いた自画像、1630年」

ボロをまとったレンブラントには、『しょせん自分はこんなもの』
という視線があります。


自分 というのは一生つきあっていかなければならない唯一の人

答えのでない自分について、宗教がたくさんあるようなものかもと
書いてあった。12/23まで。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿