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明治、大正、昭和に活躍した画家・吉田博さん

2012-11-16 | art
吉田博さんっていって1876(明治9)- 1950(昭和25)という明治、
大正、昭和に洋画家・版画家として活躍した人の話題になる。知らない
方の話だなぁと思っていると、お孫さんが遊学舎をやってた吉田比登志
さんだという話に及んで繋がりがあると身をのりだす。

ロバの音楽座の夏の学校を長野美麻村の遊学舎でやっていたことがあった。
それが火の不始末から出火して、古い校舎だったことともあり全焼(1999)
吉田さんのお父さんの版画制作拠点だったとかうっすら思い出す。



お祖父さんの吉田博さんはそうとう波乱に富む人生だったみたい。
明治に絵の才能を見いだされて養子になるってところから凄い話。

1899年、23歳のとき、中川八郎さんと共に渡米し、デトロイト
美術館で感動されて「日本画家水彩画展」を開催!翌1900年には、
ボストン美術館で2人展を開催し成功。まさに成功物語の始まり。



その勢いでヨーロッパで巡回展を開催し、パリ万博においても作品を展示。
3度渡米して美術館、ギャラリー個展を開いて成功させて有名にもなり、
大金持ちになったとか。

戦後は、吉田のアトリエは進駐軍の芸術サロンのようになったそうだ。
ダグラス・マッカーサー夫人も、下落合のアトリエを訪問したとか。



博さんの義父・嘉三郎、夫人のふじを(藤遠)、長男遠志、次男穂高、
その夫人千鶴子、その長女亜世美と揃って画家で4代にわたる家人7名が
画家への道を選んだそうだ。

三鷹市美術ギャラリーでは2009年にその7名による「THE YOSHIDA
FAMILY展」が開かれている。

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