やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

杉本博司「観念の形」実物

2013-08-28 | photo
東京駅前商業施設「KITTE」の2層を占める、東大ミュージアム
「インターメディアテク( IMT)」の続き。下のフロアーは骨
や虫の標本など自然界のものが多く、上の階は工学というか人
間の編み出した機械が多い。

そのなかで、あっ写真で見たことがあると思ったのが三次元関
数の石膏製実体模型のコレクション。



写真家・杉本博司さんが発表した「観念の形」シリーズの実物。
杉本さんの写真が彼のサイトにあったから載せておくね。



芸術は芸術的野心のない物にも宿るのだ。

自然の美しさに魅入られた芸術家は多い。自然に神を感じ、芸
術を感じたから。



帝大理科大学の数学科中川宣吉教授が、大正時代に留学先のドイ
ツで購入し日本に持ち帰ったもので、総数にしてなんと2百台を超
えるコレクションだということもわかる。世界的にも珍しいそうだ。

杉本さんの写真集を読み返すと、「観念の形」シリーズは東京大
学総合研究博物館と杉本さんの共同企画であること。写真集も、
東大出版会からでているし。



この写真を初めてみたのは、森美術館での「杉本博司:時間の終
わり展」
で。こんな小さな模型だったとは新鮮な驚き。