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ねがうこと、ゆだねること

足立喜一朗[never die]展

2013-01-21 | art
足立喜一朗さんの新作展が表参道と丸の内で双子開催されている。
両方みて完成なんだろうけど、表参道の方を hpgrpへ見にいく。

MOTの「SPACE FOR YOUR FUTURE」で話題になった、e.e.no.24
と言われて思いだした。建築からデザインまでなんでもありのそれ
こそ自由な企画展で見たことを。


今回は明礬(みょうばん)が結晶する性質を使いながら彫刻作品を
初めて発表したもの。明礬って知らなかったけど、染色剤、防水剤、
皮なめし剤、沈殿剤とかで使われ、岩絵の具の画材としても使われた
古くからの物質で、結晶化して水晶の様になるらしい。



骸骨、シャンゼリア、アクセサリーといった型を作って、その中で
結晶していく過程に手を加えていくそうだ。制作現場の写真も拝見
したけど、美しくて面白そうだった。

結晶がきらきら光って、死のイメージが死後と連なりながら、動的
な感じがする。足立さん曰く「結晶が僕に伝えることをは生も死も
どちらも美しいということです。」

なぜなら結晶は過飽和状態が続く限り成長を続けることに「生」を
感じる一方で、結晶が地層のように年月かけて積層されていくことが
「死」そのものだと感じているからだ。



写真はこちらから。1/27まで。