やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

古民家を生まれ変わらせたお店

2013-01-15 | 建築
先日の、西荻窪に行った時の夜のこと。ゴハンを食べようと
ぶらりと行った2軒とも満席で驚いた。おいしそうな店構え
だったんだけど、連休始まりの土曜日、満員とは。西荻窪は
夜も盛りあがっているね。

それで、群言堂っていって島根の石見銀山を拠点に服飾などを
全国に展開しているところが、西荻窪の古民家を改造したって
聞いたので、食べにいくことに。

南口の路地に入ると飼い猫がすりよってきて、招き猫役みた
い。西荻窪店はりげんどうというそうで、本業の洋服、
雑貨、食品を販売するとともに、食事を提供している。



昭和初期の住居跡で蕎麦屋さんがそのまま営業したものに、
大改装を加えたそうだ。島根の設計・工務店集団がアパート
暮らしをしながら、屋根、壁、床、天井、建具、照明から
庭にいたるまで、すべてに手をいれて、生まれ変わらせた。


改装前の元蕎麦屋後の様子

その記録はここらに載ってるけど、丁寧な仕事ぶりに、新し
い建物にいる感じはほとんどなく、懐かしい昭和初期の雰囲
気を味わうことができる。



テーブルは友禅の染型の板に島根の廃線になったレールを
脚に取り付けたモノで、椅子はイギリスやフランスの小学
校の古いもので、彼らの身長(座高?)の高さに驚く。



お食事は素敵な器に盛られて、美味しかった。フレンチや
イタリアン風なものもあったので、聞いてみると板さんは
フレンチでも修行をした方とか。