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やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

大学合格祝いは手品

2010-05-23 | エンタメ
何度か本ブログに登場している
後輩の高校生は、エール大学と
ハーバード大学に通り、最終的に
エール大学を選んだ。

合格したら、彼が尊敬する
クローズアップマジックの
第一人者前田知洋さん
会わせるっていう約束が実現。

彼は前田さんのマジックを知ってから
練習を開始して5年目、素人はだしの腕前。

前田さんに手品を披露するように
言っておいたから猛練習したし、
昨夜は緊張して眠れなかったと。



15年前、淡路島の美術館のオープニングの
時に毎晩手品のディナーショーを
前田さんにやっていただいていた。

昼間のお客やぼくたちスタッフにも
いっぱい手品を披露してくれて、
とっても楽しい思い出だった。

今日はその時の仕事仲間や
アメリカ大学受験用のビデオ撮影
してもらったディレクターや
友人達に集まってもらった。



前田さんの目前で手品を
披露できてとっても喜んでいたが、
やること自体たいしたモンだと感心。

前田さんも淡路島の時に
見せていただいたのと同じ
手品を選んで披露して下さった。
とても嬉しく懐かしかった。



手品はうまさではなく、
お客さんが喜んでもらえるかどうか
テクニックの部分は3割に過ぎない
っていう基本スタンスは変わっていない。

武術の話に始まって、深沢直人さんの
プレゼンの話、細川護煕さんの話、
都市伝説、ツイッター、youtube
客をクサさないマジシャン、
虫の話、草の話、反物質の話まで、
いろんなことをゆったり話してたなぁ。

松本大洋『竹光侍』完

2010-05-13 | エンタメ
単行本の最終巻八が出版され、一気に読了。
ちょうど一年前の5月24日に六巻まで読んだ
ことを書いている。

ビックコミックスピリッツの連載を読む
ことはなく、単行本の七巻、そして八巻が
でるのを心待ちにしていた。



この永福一成の原作には藤沢周平の
お家騒動物や決闘物の影響が通底音の
ように鳴っていた。

江戸の長屋が主な舞台で、ちょっと
ジョージ秋山の『浮浪雲』を連想する
ような場面もある。

静と動のみごとさ。独創的なコマ割りと
(コマの線自体も墨を塗った割り箸で
描いたかのよう)も最終巻で冴える。

いつまでも見ていたいマンガだし、
原画展をぜひ見たい。見飽きないだろうなぁ。



ただ筋は、斬り合いは七巻で終えて、
その後の物語をもう少し書き込んだ方が、
味わい深かったと思う。

なぜなら、ネタバレになるからあまり
書かないけど、八巻の決闘にはもう大儀が
ほとんど残っていないからだ。

日米のゴルフで新世代時代か

2010-05-03 | エンタメ
石川遼選手が記録的な1ホール58という
素晴らしいスコアで逆転優勝を飾る。

日本でも騒がれているが、ゴルフの本場
アメリカでもゴルフ面のトップで載ってた。

なんと、Out of the Woods 
ウッズ越えと訳せようか。
写真付きで記録を讃えていた。



Brian Murphyさんという方がコラムを寄稿してて、
気がはやいと言われるだろうがと念を
押しながら、新世代の幕開けだと。

今週の試合においてタイガー
ウッズが予選落ちしたのに対して、
18歳の石川選手が58の記録をうち立て、
20歳のRory McIlroy選手が62という
ハイスコアでPGAで優勝したからだ。

加えて、LPGAで28歳のオーチョ選手が引退し、
24歳の宮里愛選手が優勝(これまた凄い!)し、
20歳のMichelle Wieが3位だったこともあげている。



新世代を代表するゴルファーに日本人が2人も
名を連ねようとはシーズン前に誰が予想しえただろう。

ちなみに、今年のマスターズは石川選手も
Rory McIlroy 選手も予選落ちだったそうだ。

NHKラジオに談志家元 復活

2010-04-29 | エンタメ
AMラジオを久しぶりに聞く。
NHKラジオ第一で続いている
「新・話の泉」という番組に
レギュラーの談志さんが復活するっていうので。

そんな番組があるって知らなかったなぁ。
AMラジオ自体久しぶりで、
NHKラジオ第一の周波数を調べちゃった。

関東は594で比較的まとまっているけど、
周波数って全国ばらばらなんやね。
なんか理由があるんやろう。



「話の泉」っていう元祖があって、
昭和21年最初のクイズ番組として
NHKのラジオ番組でスタートしたっていうから、驚き。
しかも昭和39年まで続いた長寿の人気番組。

当時の出演は、徳川夢声、山本嘉次郎、サトウハチロー、
堀内敬三、渡辺紳一郎、って一人一人をおっかけるだけで、
戦後史が楽しくなるメンバーだったみたい。

そんな番組をを熱烈に愛し、復活させたいと
願い続けたのが談志さんで、その夢が2001年に
かなった番組らしい。

当初はスペシャル版で、正月と盆の放送。
2005年からはレギュラー化したそうな。

「新・話の泉」では、談志師匠を家元に、山藤章二、
毒蝮三太夫、嵐山光三郎、松尾貴史(敬称略)が
レギュラーだそうな。



寄席同様、番組冒頭には
談志さんは未登場で、ちょっと
はらはらさせようって構成。

「昭和にもどって一枚写真を撮るならば」
「年号と西暦について」なんてお題がだされて
みんなで好き勝手、笑いいっぱいに答えていく。

ゲストのミッキー・カーチスさんが演奏しはった
ハーモニカにあわせて家元登場、と小粋な演出。

家元の復活寄席に行ったのは4月13日
このラジオ番組は4月12日収録分だから、
前日には元気な姿をNHKホールで
見せていたわけ、やられた。



「健康」というお題になったけど、もっぱら
師匠の入院生活に関しての話になる。

乳がんだったという誤診だという話や
病室に鶴瓶さんが偽医者で現れみんな
騙された話などは紀伊國屋ホールで聞いた話
なんだけど、また笑わされれる。
好きなんやなあ、人前で受けるのが。

医者嫌いで通していた家元が、
今回西洋医学にお世話になったのも
漢方がいいって抵抗する余裕もないくらい
追い詰められていたって話にはしんみり。

せっせと養生につとめたようで、
意外に模範患者だと思わせたのもつかぬま、
わがままが通ったんだと笑わせた。

復活?! 立川談志

2010-04-13 | エンタメ
立川談志さんの復活落語を
新宿紀伊国屋ホールに聞きに行く。

たまたま出くわした友人
関西転勤のために行けなくなり、
チケットを譲ってくれたのだった。
ほんとありがとう!



演目は;
談修「宮戸」
志らく(1年ぶり)「茶の湯」
談春(2年ぶり)「包丁」・・これはいいね(また後日書きたい)

中入り

談志・志らく・談春の3人で
登場したときの拍手は凄かったなぁ。

談志さんがスーツ姿だったので、
ひょっとして今日は落語なし?と
思わせおいて、トークショーの後
着替えにひっこむ。

談志さんにかわって高田文夫さんと3人トーク。
言いたい放題の笑い一杯で盛り上げておいて
家元が羽織袴で再登場。拍手最高潮。



高座にあがりはって、見事なお辞儀・・と思ったら
座布団の上でひっくりかえり、だだっ子ぶり。

枕はジョークの「落語チャンチャカチャン」
「首提灯」というプログラム。

喉がまだまだだし、キレもあんまりなく、
ところどころ思い出せなかったり、
繰り返しになって客に聞いたり。

でも存在感っていうのか、おなじ時空間を
共有しているだけでとっても幸せ。

一門をうち立てたすごみや歴史を
思い浮かべながら。



「もうこれが見納めじゃねえかな。
小噺くらいならできるかもしれねえけど」
って言ったはったけど、
いるだけ喋るだけで十分やった。

LUIDA'S BAR

2010-03-09 | エンタメ
LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)
六本木にオープンしたので
ドラクエマニアと行ってみた。

ゲームのドラクエをやらない僕に
とってはなんのこっちゃわからないけど、
ドラクエ好きにとってはLUIDA'S BARと
聞けば、行かずにはおれん代物らしい。

ドラクエはもとより、スクエア&エニックス
にとって、ゲームの世界観を実現するオフィシャルな
実店舗は初なので僕も興味津々。



みぞれ降る17時くらいに行ったのに、
タイムテーブルで時刻毎の総入れ替え制
だから、あと1時間しか居れませんがと言われ、
なに?こんな時間なのに、と期待は最高潮。

ほぼ満員で驚く。若いサラリーマンは営業か
出張のさぼりか、あと女子大生とおぼしき
人たちが数組。奥までいくと20坪くらいの
小さい店って知って、このサイズ?と驚く。

スタッフのコスチュームを見ても、
メニューを見ても、内装を見ても、
これがドラクエの何なのか、さっぱり
わかんない僕に対して、一緒にいった方は
なにやかんやと得心顔。

「ただ、あれですね。経営を重視したのか
あんまり世界観に凝った作りになってませんね」

ふむふむ。彼のイメージするLUIDA'S BARは
高いところに箱に入って飾ってある2本の剣は
床や壁に刺さっててないとけないらしい。

皿、コップ、スプーンとかは一般の安い
食器やし。料理もほとんど調理済みのを
簡単にあたためる位だし。



1月28日のドラクエ9の発売に合わせて、
開店させたオフィシャルバーというには、
ちょいとしょぼい。運営会社がこの上階で
カラオケやってはるパサラっていうのも、
解せない面がある。

店内アナウンスで、LUIDA'S BARの
レシートを持って行けば、30分無料で
歌えます。。なんて言われるので、
ちょいと興ざめやないの。



スクエア&エニックスにパサラが
もちかけた企画であるんだけど、
そこに何か力学がないと、これで
OKがでていくのは不思議だ。
それか敷居が下がっているのか?

ブランドを大事にしてきたからこそ、
これまでリアル店舗はNGし続けて
きたのではなかったのかなぁ。

もっとお金をかけて、運営委託で
飲食会社にやってもらった方が、
はるかにブランド価値を高めるられる
やろうに。



一緒に行った仕事仲間は、帰りに
LUIDA'S BARスタンプカードも
もらって嬉々としてはったから、
これはこれで良しなんやろう。

期間限定店舗ではないので、
興味のある方も急がなくても。

マンガ『天顕祭』

2010-02-19 | エンタメ
白井弓子さんの『天顕祭』は面白かった。

本屋で見かけたんやけど、絵のタッチがいいなぁと
思ったのと、『古事記』のヤマタノオロチ伝説を
盛り込んでいるとマンガってなんやろうって思った。

同人誌としては初めて文化庁メディア芸術祭で
受賞(2007年奨励賞)という後押しポイントも
あったんだけど、決定打は『精霊の守り人』の
上橋菜穂子さんの推薦文を見たから。



主人公の二人はとび職なので、高いところから
地下まで行き来していく空間と、それらに大きく
対応した天上界から地底界までを覆う神話の空間が
だんだん絡まりだす。その接点がおおきな蛇であったり、
夢であったりという独特の構想は作者の独壇場。

そして神話の世界に引き込まれようとする主人公を、
トビの頭が助けていく行動力に愛情表現が強まっていく
物語展開が一気に読ませる。

美大出身だからだろうか、神話の世界と登場人物達の
スピード感が少しも破綻していないし、ダイナミック
なんだけどゆったりしている絵の感じもいい。

ジブリ美術館のゾートロープ

2010-02-06 | エンタメ
アニメの源流であるゾートロープのことを
調べているので、三鷹のジブリ美術館に
あったなぁと思い出して、実物を見に行くことに。

ゾートロープは19世紀に発明された
絵が動いて見えるしかけで、
アニメの親だし、映画の源流らしい。



ジブリ美術館は土曜日ということもあって、
とても賑わっていた。

ちょうど昨夜に「ポニョ」がテレビ放映
されたことを話題にしている親子、
新作「借りぐらしのアリエッティ」の公開日が
7月17日に決定したことを話しているカップルと、
ジブリは相変わらず話題が絶えない。



ゾートロープは「上昇海流」「トトロぴょんぴょん」の
ふたつの展示がある。

円盤台を1秒間に1回転させながら、
同時にストロボを18回/秒点滅させるとあら不思議、
立体の人形達がアニメのように動くのだから!

これは見飽きないなぁ。
と思いながら、これは岩井俊雄さんのじゃないかと
思ったら、やっぱり宮崎駿さんが彼に依頼したのだった。



岩井さんのゾートロープはたまたま
サンフランシスコの子供科学館の元祖
「エクスプラトリウム」で出会ってその
面白さと美しさにみとれた。

その後1997年には「岩井俊雄――そのメディアアートの軌跡」展が
初台のICCであったので見に行って、小学校の時から
パラパラマンガとか作っていたことを知る。

それと同時に「ウゴウゴルーガ」にも参画していたことを
「発見」して、嬉しくなった記憶がある。

今みたいにネットがないから、誰がどのプロジェクトに
かかわっていたかが分かると新鮮な感動がある時代の話。

ちなみに「ウゴウゴルーガ」のおきらくごくらく15年!
不完全復刻DVD-BOXが出たときは真っ先に買った口。



「現実の世界はすべてが動いている。その動きを見たい、見せたい
という欲求がアニメーションの一番の出発点ということです」(宮崎駿さん)

国を超えた映画共同制作

2009-11-26 | エンタメ
異文化がぶつかり合うと
クリエイションも生まれる。
ハーフに美男美女が多いようなもので。

映画の世界においても
国を超えた共同制作が
盛んになってると教わる。

エンドロールでさまざまな国が
出てくることが多くなってて、
なぜこの国の会社もと思うことが
あるでしょ。

国をこえて、資金が集まり、
製作チームが結成され、
役者が世界からよばれ
最適な場所で撮影がなされ、
世界に向けての配給が準備される。

制作段階が勝負どころで、
会社、個人へオファーが飛び交うのだけど、
日本にはあまり声がかからない。



世界と積極的に関わりたがらないからだが、
税制の問題も大きいらしい。

例えばお隣の韓国は税制面でも
映画産業のバックヤップ体制が
充実らしく共同制作がうなぎ登りで
ふえていっている。

映画の撮影窓口の一本化にむけて
各自治体が動いたように、
ここは特区でも税制でもいいので、
共同制作の道をどんどん進められる
税制改革がこんな場面でも必要だ。

配給面で日本市場は大きいからって
あぐらをかえていると、映画において
日本がパスされたままになる。

祝松井!WSでMVP!!

2009-11-05 | エンタメ
ワールドシリーズでも好調を維持してるなぁ、
と思ってたら、優勝がかかった試合で大活躍。

ツーランホームランに始まって、
3打席連続2打点で、まさにバットで勝利をもたらした。
すごいっ!



松井のジャイアンツ時代は興味がなかった。
タイガースファンの僕としては。

それが、大リーガーとなってから、気になりだした。
打撃論なんかふんふんと感心して読んだり。

だいたいヤンキースなんて金持球団なんか
本来好きにならない筈なのに。



ある飲み会で、編集者の某氏が松井ファンになった
ことをポツリ話したので、同じだと言おうとしたら、
居合わした人達が、女性陣まで同じだと賛同の波!

母性本能がくすぐられるだの言ってる人もいたけど、
理由はおしなべて余り明確ではないのも共通してた。



今日の松井の最終打席の時、球場内外から
MVPコールが沸き起こったらしい。

押し出しが強そうなニューヨーカーにも
静かな男が迎えられている。