持続可能な国づくりを考える会

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連休・記録的豪雨・原発停止

2012年05月05日 | 原発の持続不可能性

 運営委員長の岡野です。以下、個人ブログの記事転載+αです。


 今年は、例年のように遊ぶ計画だった方には、例年のような五月晴れはごくわずかで、さんざんの連休になりました。

 日本の西から東、東北、北まであちこちで記録的豪雨でした。

 何箇所もの仮設住宅で浸水被害があったとのこと、重なる被災はほんとうにお気の毒で、ただただ心からお見舞い申し上げますと言うほかありません。

 これは、言うまでもなく異常気象の一つの表われで、今年はたまたま運悪く、ということではないと思われます。

 天が、私たち日本人(そして人類)全体に、もうこれまでどおりの生活の仕方・社会システムではやっていけないことを、これでもかというほど厳しく警告しているのだ、と私は感じています。

 折も折、「こどもの日」の今夜から明日の深夜にかけて、泊原発が停止となり、日本のすべての原発がいちおう止まることになります。

 まちがいなく未来の世代へのおそるべき負の遺産となる原発が、こどもの日に成り行きで止まる、というのはなんとも象徴的でもあり日本的でもあって、悲しくなります。

 大人たちの責任と意思で恒久的に止めたのではなく、成り行きでとりあえず止まるのですが、リーダーたちがとても再稼動という空気ではないと空気を読めれば、なし崩し的に止まったままになり、そうなれば、まちがいなくこどもたちの未来に遺される負の遺産のある程度の軽減にはなるはずです。

 日本的に「空気で動く」のでもいいから、このまま止まっていてほしい、と祈らずにはおられません(電力不足のデータは信じていません)。

 震災―津波―原発事故、そして度重なる記録的な天候の異変を、天からの警告と聞いて、日本人全体が根本的な方向転換をすることができることを、切実に願っています。

 (「根本的な方向転換」の方向については、私たちは繰り返し主張してきたとおりです。ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせ下さい。「なるほど、この方向だと思う」とか「いや、この方向ではなく、他の方向だと思う」とか。生産的議論ができるといいと思っています。)