運営委員長の岡野です。
時代が大きく変動しつつある中、書かなければと思うことは多いのですが、あきれて物も言えないという気分と、発言の対労力効果を考えてしまって、発言を怠っていました。
しかし、そろそろたとえムダでもちゃんと発言しなければならないと思いはじめました。
さて、いろいろな人に勧められ―納得して、7月1日から、新聞を東京新聞に変えました。
40年以上、さまざまな疑問――たとえば内面の問題については理解がきわめて不十分、「緑の文明」などと言ったこともありながら、環境問題の掘り下げも不十分、したがって「緑の福祉国家・スウェーデン」の報道も不十分などなどなど――は感じつつも、それでも戦後進歩派のオピニオン・リーダー的存在という意味で朝日を取ってきたのですが、3・11以降の原発・放射能に関する報道に大きな疑問を感じ続けていたからです。
6月末、東京新聞の試し読み期間が1週間あったので、比べて読んでみましたが、きわめて明らかに、東京のほうが朝日より伝えるべきことを伝えているという感じがしました。
7月に入ってからも、例えば福島の4号機の危険の報道、デモや署名に対する野田首相のきわめて非民主主義的な態度、原子力基本法がいつの間にか自民党の意向を入れて改正されていた問題など、大事なポイントが伝えられています。
NHKの報道に対しても、大きな疑問があるのですが、まだ受信料不払いにまでは踏み切っていません。「朝ドラ」も見ていますしね。
しかし、検討中です。
社会的責任を十分果たしていないと思われる大型メディアに対して、市民が不買運動あるいは選択変更というかたちで意思表示をすることは必要であり、一定の有効性はあると思います。
けれども、結局は、政治それも国政を変える必要があります。そろそろ、「支持政党なし」の市民の中から「支持できる私たちの政党」が誕生してほしいものです。
支持できる私たちの政党が政権交代する日までは、私たちの希望はなかなか実現しそうもありません。
しかし、もちろんあきらめしまったわけではないので、私にできる言論活動は、これからも続けていくつもりです。
励みになりますので、どうぞコメントをお寄せ下さい。