3年前欲しかった、本当に欲しかった

　Darren Sprolesをトレードで獲得したようです、Issac Sopoagaのトレードで得たNEの5巡指名権を放出したらしいです。

　Sprolesの給料は3.4ミリオンのベースサラリーに0.1ミリオンのミニキャンプ参加のワークアウトボーナス。合計3.5ミリオンとなっています。トレードでの獲得ですからすぐに解雇してもゴーストサラリーは出ません。
　安くないです、年俸も放出したトレード権も・・・カット濃厚の状態相手にこの動きはちょっと理解が難しいです。Chip Kellyがどうしても欲しくなったのですかねえ・・・・・・・・・・・

　LeSean McCoyのバックアップ兼リターナー候補でしょうか？確かにBryce BrownとChris Polkが2番手を争うの状況には不安が有りました。でも6月に31歳になり、数字の落ちてきているSprolesをドラフト権出して獲得するとは思いませんでした。もう少し若い選手を同じ程度のキャップヒットで獲得出来なかったのか？疑問です。


　Sorolesは6月に31歳になります、Kansas Stateから2005年の4巡指名でSDに指名され、2011年にFAでNOと4年契約をしていました。
　全盛期はトップスピードに乗ったら止められない素晴らしいリターナーであり、Brian Westbrookの再来のようなショートエリアレシーバーでした。が、去年は衰えたなあ・・・と感じる事の多い印象です（プレイオフでは4回28ヤードと走られてしまいましたけど）
2013シーズン、15試合出場
ラン　53回220ヤード　平均4.2ヤード2TD
レシーブ　71回604ヤード　平均8.5ヤード2TD
PR　29回平均6.7ヤード
KR　12回平均21.1ヤード

　ランパスの数字は悪くないように見えますけれど、リターンの数字が平凡です。2012シーズンがPR8ヤードKR26.8ヤード、11シーズンがPR10.1ヤードKR27.2ヤードだった事から見ても能力が落ちかけているのは明らかです。

　それでも、McCoyを休ませるに十分な能力かもしれませんし、ミスマッチメイクと言う意味でLBとのスピード競争をさせる。そういう使い方をしていくのでしょう。Oregon大から3-4巡候補になっているDe'Anthony ThomasのようなRB/WRとしての使い方をすれば今回のトレードの元が取れるかもれません。

　個人的にもうちょっと放っておけばキャップ管理的にカットするしかない（NOはPierre Thomasと再契約しています）ようにみえる状況で5巡を出す、FAでもこの程度のキャップヒットで取れたと思うのですけれどね。まあ、Chipがどうしても欲しかった、何らかの使い道の有るミスマッチメイカーだった。そういう風に考えましょうか。取るなら3年前FAだった時に取れば良かったのに

ST要員2人目

　OLB/STのBryan Bramanと2年3.15ミリオンで契約しました。ST要員2人目の契約ですが、FA開始2日目にST要員2人・・・前から狙っていたのですかね。

　BramanはWest TexasA&Mから2011年にルーキーFAでHOUに入団、ST要員としてパントブロック2回を記録しているそうです。ドラフト時のデータはスカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは身長6-4 7/8で241ポンド、ショートシャトル4.36、垂直飛び39インチ、幅跳び10フィート8インチ、ベンチプレス21回。ハムを痛めて40ヤードなどいくつかの種目を計っていません。
　STで良い仕事をするようなのですけれど、経歴に問題が有るようです。転校を繰り返し、薬物製造に関わった事が有り、用心棒（ガードマン程度かもしれませんけれど）として生計を立てた事も有るようです。
　HOUで3年間プレイしてきたのですから、そう言った問題点は解決しているとは思いますけれど、ドラフト時にも正確に難有り。と評されていました。
　獰猛なST要員としての加入でしょう、0.5サック記録が有るのでLBとしても出た事は有るようですけれど、8番目か9番目のLBとしてST枠の選手候補だと考えます。

Coltの代わり

　FA2日目、現地早朝から3人目の契約合意の情報が入りました。Colt Andersonに代わるS/STのChris Maragasと3年4ミリオンらしいです。
　2010年Wisconsin大からルーキーFAでSFのキャンプに参加、ファイナルカットに残れなかったのですが、その後PSからアクティブロスターに昇格、しかしまたカットされています。2011年から3年SEAでST要員として起用され、STのPlayer of the weekに選ばれたりしています。
　ドラフト時のデータは身長5-10と5/8 200ポンドプロデイで40ヤード4.49、ショートシャトル3.98、スリーコーン6.52、垂直飛び36インチ、幅跳び10フィート1インチ、ベンチプレス15回を記録しています。
　27歳でドラフト時から7巡に掛かるかどうか？程度の評価。1歳若いColtと言う感じですかね。40ヤードとか数字は悪くないですし、運動能力は有るのでしょう。WASと取りあいになって値段を上げて勝利したという話も有るようです。そういう話を聞くと良い選手なのかな？と言う気持ちになるのは不思議です・・・

マンカバーFSの使い方？

　FA初日、Malcom JenkinsとDonnie Jonesと共に3年契約で合意して終わりました。再契約が望まれていたJonesとの再契約成功は大きなプラスです、Pに2ミリオン平均だすのか？まあ、ミニマムで不安定よりはマシだと考えます。
　Jenkinsとの契約について、Chip KellyはFSとSS両方でプレイ出来る。と評価しました。ちょっと何を言っているの？？？と言う感じですけれど、Kenny Vaccaroが怪我する前にJenkinsがSSに入ったりしてましたっけ？CB上がりのFSの割にタックルが全く出来ないタイプでは無いでしょうけれど、SSとしてランサポートをする選手ではないです。
　もしかすると、去年（2013年）機能しなかったSSとFSを左右で分けるDB4人でパスカバー、フロント7がランストップの形をもう一回やるつもりかもしれません。それならば、JenkinsのSS起用（ドラフト上位候補のSはFSタイプが多いと評されています）を考える理由にはなります。でも、ランストップの面でJenkinsのSS起用は見たくないです。
　スロットレシーバーにマンカバーで付ける事が出来る選手、だとすれば面白い使い方が出来るでしょう（やれるか不明です）ゾーンで最後尾のカバーを任せるFSの方が安定感は出るでしょう、ディープに一人残るよりもミドル辺りに居る選手の印象が強いのはゾーンでCBのフォローをしているのが少ないのかもしれません。
　少なくとも、Patrick Chungよりもパスカバーが上手いのは間違いないですし、去年よりもFSのバージョンアップに成功した。そう言える契約だと評価します。

NOからJenkinsを獲得

　NOのS/CB Malcom Jenkinsと3年16.25ミリオンの契約をしたようです。補償額が8.5ミリオン、サインボーナス5ミリオンでベースが2.4.5ミリオンくらいでしょうかね。.

　2009年の1巡14位でNOに入団、1年目はCBとして14試合出場で6試合先発。2年目からはFSのスターターに定着して4年間プレイしてきました。ただ、16試合出場の年は無く、いつも1-3試合欠場しています。
　スカウティングコンバイン時のデータは身長6-0 1/8で204ポンド、40ヤード4.51、ショートシャトル4.08、スリーコーン6.59、垂直飛び33インチ、幅跳び10フィート4インチ、ベンチプレス15回。プロデイで40ヤード4.55を記録しました。
　現在26歳で11月に27歳になりますが十分に若いですし、CB出身のFSと言う事でパスカバーの出来るFSで後方のカバーを任せる事が出来ます。（ただ、印象としてカバーが特別上手いと言うことは無いです）FS転向後57試合で5INTは多くないですし、34PDも多くは無い、逆にタックル数は303と1年平均で75タックルを記録しています。

　EaglesではFSのスターターとして最後方のカバーを任されるのでしょう。Jenkinsならカバー1で後方のカバーも、SS/FS兼任型の右側としてもプレイ可能でしょう。安価なスターターとして費用対効果の良さそうな補強になるでしょう。システムにもマッチしていますし、良い契約になるはずです。