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Avant解雇

2014-03-05 06:59:00 | イーグルス
 Jason Avantが解雇されました。

 2006年の4巡指名として入団し、8年間Eaglesでプレイしてきました。怪我人が出た時にはスターターにもなりましたが、基本スロット専用のサードダウンロングをクリアする名手として起用されてきました。
 2013シーズンはChip Kellyの2TEシステムでスロットWRの起用回数が減り。2009シーズン以来4年続けてきた40キャッチ500ヤード以上から38キャッチ447ヤードと数字を落としていました。
 同時に契約最終年度でキャップヒットは3.9ミリオン。ゴーストが0.7ミリオン出ますけれど、3.2ミリオンキャップを増やすことが出来る。この事からRiley CooperとJeremy MaclinのUFAと再契約した場合にはカットされるのではないか?そういう見方も出ていました。

 サードダウンでロングをクリアする特異な能力を持ち、マンカバーを振り切るよりもゾーンカバーの隙間を見つけるのが得意でした。
 入団時は2巡候補だったのが、40ヤード4.6を切れずに4巡まで落ちました。実際ワイドアウトとしては通用しないでスロット専用として再訓練まで最初は外れ扱いでした。そこから勝負強いサードダウンクリアの名手まで成長したEagles一筋の信頼できるベテラン、3ミリオン程度でカットして良い選手じゃないと思うのですけれど、スロットWRよりもレシーブ型TEを使いたいのでしょう。
 もしかすると、Donovan McNabbやMichael Vickのようなフリーに成った瞬間に剛球を投げ込むQBと組むレシーバーで、Nick Folesのようなタイプとは合わない。そう判断されたのかもしれません。Avantのレシーブはゾーンを横切るランニングキャッチとゾーンの切れ目で立ち止まってボールを待つキャッチの2種類が多く、立ち止まる形の時にFolesのボールが届かない場面を何度か見ています。


 地元紙の意見としてMaclinをスロットで使うのだろう。そういう意見があります。
 ミスマッチを作るのが好きなChipを考慮した意見だと思います。スロットvsニッケルのマッチアップとレシーブTEvsWLB,SSのマッチアップでChipはTEの方がミスマッチを作れると考えているのではないか?と先日書いたのですけれど、Avantはマッチアップよりもゾーンの切れ目を見つける頭脳系でした。MaclinがスロットWRになった場合、3番手のCBでは余程DBの層が厚いチームでなければ自動的に格下相手のミスマッチが出来上がるはずです。
 Maclin個人の特性がスロットに向いているとは全然思わないのですけれど、それよりも相手ディフェンスへのプレッシャーを与えられるマッチアップを作る。そう言う方向への変化なのかもしれません。


 DeSean Jacksonをトレードに出す。そういう噂があります。12.7ミリオンのキャップヒットで6ミリオンゴーストが出ても6.7ミリオンキャップを増やせる事。プロボウル選出の大活躍・年齢的にも売り時と言える事。契約3年目なのにちょっと活躍すると金額上乗せ交渉をしようとした(その後DeSeanが否定しましたけどね)そう言う行動やお馬鹿でお調子者な面をChipが嫌っているのではないか?と言う噂。トレード話が出る理由はここら辺でしょうか。
 このトレードがこのオフに成立するとは思えませんし、トレードを受け付けると他チームに宣言(水面下でも)する事も無いでしょう。ミスマッチを作るのが大好きなChipがエース対決で速さのミスマッチを作れるDeSeanを捨てる事が出来るとは思えません。
 ここに6-5のような超大型WRを入れたい、スピードよりもサイズのミスマッチを欲しい。Chipの本心がそこにあるのかもしれませんけれど、現段階でDeSeanを出すのはありえないと考えます。CooperとMaclinの両方と再契約した事でWRが余ったのはAvantカットで整理しました、これでDeSeanトレードの話は消えていくでしょう。


 Avantの一番良かった時はリーグ有数のスロットWR、サードダウンでの勝負強さならリーグベストではないか?そう評価していたのですけれど、システム変更と年齢にサラリーキャップの犠牲となりました。すぐにでも他チームからオファーが来るでしょう。Brandon Boykinで相手出来るかなあ・・・