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Sの動きまとめ

2014-03-21 07:35:00 | イーグルス
 FAによる補強もスタータークラスは高年齢や怪我人などの悪条件が無い選手は大方売れましたし、ドラフトまでは大きな動きは無いのでしょう。


 このオフ、一番大きな動きが有ったのはSになります。
UFAだったNate Allen,Kurt Coleman,Colt Andersonの3人のうちAllenとは再契約しましたが、ColemanとColtは放出。Patrick Chungをカットして現段階で3人抜けました。
 NOからMalcolm Jenkinsを獲得、SEAからChris Maragasを獲得して2人加入。
 去年から契約が残っている2年目になるEarl Wolff、12月に契約したものの試合出場は無いKeelan Johnsonの2人。現在4人のSがロスター上に登録されています。


契約切れでUFA  Kurt Coleman  Colt Anderson
カットしてFA  Patrick Chung
契約切れから再契約  Nate Allen(1年2ミリオン)
FA市場から契約  Malcolm Jenkins(3年16ミリオン) Chris Maragas(3年4ミリオン)

 
 デプスチャートを作るとこうなります
SS Nate Allen  Earl Wolff  Keelan Johnson
FS Malcolm Jenkins  Earl Wolff  Chris Maragas
 2巡指名後4年間スターター経験の有るAllen、1年目はCBで2年目から4年間FSのスターターだったJenkinsの試合経験に問題は有りませんが、Wolffは怪我も有って11試合出場6試合スターターの2年目。KeelanとMaragasはST専用でしょう。
 能力で見れば、Jenkinsは平均的~平均よりやや上のFSと言った所。Allenは平均よりやや下~平均レベルのSSで相場は固まっていると判断します。Wolffの1年目はミスの多いルーキー、身体能力の高さをまだ活かせていません。Allenとどちらが上か?越える可能性も有るでしょうけれど、まだAllenが上だと思います。AllenとWolffでSSを争う事になるのでしょう。
 上位3人でスターター争いをするはずです、3人ともSS,FS兼任で使える事になっています。ST要員として残る2人が争う形で最終的に4人編成(またはST重視で5人編成)になると予想します。


 ここにドラフトでスターター候補の上位指名を加えるのか?または素材型・ST要員的な下位指名を加えるのか?を考えてみます。
 AllenとWolffでAllenが上とコーチ・フロント陣が考えているならば上位指名も有るでしょうけれど、Allenに期待しているなら1年契約ではないはずです(競合が有る状態ではないでしょうし、今年我慢して来年大金貰うJeremy Maclinのような形の1年契約ではないはず)Wolffの2年目に期待している、Allenは育つまでの繋ぎ兼バックアップ。そう考えているのならばWolffとJenkinsを組ませて開幕を迎える。Wolffが期待通りの成長をしていなければAllenで我慢する。保険としてのAllen再契約の可能性が高いような気がしてきました。
 今年のドラフトで取らないとしてもAllenがまたFAになりますし、来年もう一回中期的な補強は再検討する事になります。Wolffの成長をもう1年待って来年のオフに判断する、こう考えると今年のドラフト上位指名は他のポジションに使う(または使える)状況のように思えます。

 逆に、上位指名を使う予定だからFA市場で大金を使うトップ3に行かず、次のグループのJenkins+Allen再契約で我慢した。とも考えられます。チームがWolffを買っていない場合は嫌でも指名する事になります。
 Wolffが怪我で欠場したシーズン後半にディフェンスが立ち直った事をどう評価しているのか。前半の頑張りを見れば悪い評価ではないと思いますけれどね・・・


 プロボウル級の選手は居ませんが、スターターになれる選手を3人用意しました。ここに上位指名のスターター候補を加えるも良し、このまま3人で競わせるも良し、下位での素材型ギャンブル指名をするも良し。Sに対するドラフト戦略は柔軟でしょう。ただ、LBとSのST要員はたくさん居るのでそう言う指名は必要有りません。