Cox解雇

　Fletcher Coxが6/1条項を使っての解雇となりました。デットマネーを半分来年に回せる制度なのですけれど、Coxの契約がベースサラリーをサインボーナスに変換してその場のキャップヒットを減らす。の繰り返しで出来上がっている事、その際に絶対払う（補償）契約なのかロスターボーナスのように条件で支払うものなのか？公式な契約書を見ないとサラリーキャップの専門家でも良くわからない。と言うのが現状です。
　ゴーストサラリーがどれくらい計上されるのか？？解雇なのでベースサラリーは計上せず、契約時のサインボーナス+補償額（ここが難しいです、契約的にどうなっているのか）
　ごちゃっとしたロスターボーナスなどの期日ボーナスを支払わない為に解雇（そしてゴースト支払い）で、再契約できれいな契約にするのではないか？と言う再契約前提なんて話もありますけど、これがすんなり行く時ってあまりないです（他チームと交渉できる時点で金額積まれたら出ていく可能性が有るわけですから）
　能力が落ち始めているのは30歳になった事もあり仕方がないのですが、15ミリオンが支払えない選手ではないです。解雇してゴースト出るくらいなら1年使っておけばいいのに。と普通はなるのでしょうけれど・・・解雇する理由が有るのでしょう。
　もともとがベースサラリー低くて、変換してのボーナスが多い契約なので、解雇してもキャップセーブにならないみたいです・・・ならなぜ解雇する？なんですけどねえ。

https://overthecap.com/player/fletcher-cox/1824/

これを見る限り、22年のキャップヒットは15ミリオンで致命的な数字ではないのですが。21年のキャップヒットが12ミリオンになっているのを見ると、数字正しくないと思われます　　　
　この数字に加えてめんどくさいボーナスに変換した何かがのっているはず、去年このサイト見た時は22ミリオンくらいの数字が書いてあったはずです。そこをまた来年に回す、をやってそれを含めた数字的に今回払えないのかもですけどね。


　パスラッシュ特化のDTがウケるご時世ですが、ランパス両面での実力と言う点ではリーグトップの5人に入り続ける素晴らしい選手でした。
　出足が落ちてきた事、OLを割った後の加速が落ちた為にサックが減った事、DCの交代によるシステム変更に不満を言った事。理由はいろいろあるのでしょうけれど、キャップヒットが30ミリオンまで積みあがって仕方ない、とまでは行ってないようですしDTのスターターを1人捕まえてくる手間考えると解雇が正しい選択とは思えません。


***追記***

https://overthecap.com/eagles-designate-fletcher-cox-a-june-1-cut/

　OTCの記事にも、今年が13ミリオン、来年は15ミリオンくらいのゴーストサラリーが出ると書いてありましたし、どうやらそれは正しいようです。オプションやロスターボーナス的なもので数字のやりくりしてたのでしょう。
　OTCの一覧と今回の詳細記事でゴーストの金額が倍違う・・・よくわからないし、よくわからない事になったから解雇になったのですかね。

FA始まってた

　久しぶりの更新になります、試合の事は無理に書かない。そう決めてしまったら、書くことが何もなくなりましたね・・・
　試合の前に対戦相手の先週の試合を見る、試合を見る、試合を見ながらキープレイと思う所を重点的にしてもう一回見る。で、ブログに書く。これをやる気力がありません・・・・・・クォーター事に朝に1Ｑ、夜に2Q、深夜に3Qとかで見るのは出来ると思いますけれど、気力体力ともに5年前くらいから追いつかないです。

　というわけで、時間にあまりとらわれないで済むオフシーズン中心に書く年が増えたのですけど、今年はオフのまとめも書いてないです・・・試合は前半後半分けて見るくらいの事はしていたのですけど、1シーズンまとめてこの選手がどうだった、と言う評価をするほどのメモ書きとかしてない（出来ていない）のです。

　さて、言い訳はここら辺にしておいて、FA戦線が始まっています。UFAで出る選手でスタータークラスはDE Derek BarnettにCB Stevn Nelson、Sは両方でAnthony HarrisとRodney McLeod。
　Barnettに関してはJosh Sweatの成長でデプス要員で済むのですが（Brandon GrahamとSweat両方怪我が多いですから）Barnettに代わるローテーションの3番手は必須になります。そしてGrahamは年齢と怪我も有りますからそろそろ1-2巡でDE取る必要が有るでしょうね。
　Nelsonが居なくなった場合の2番手は大穴が開きます、Tay GowanとZech McPhearsonの2年目二人がスターターになってくれるとベストですけれどね、それは期待してはいけませんね。と言う訳でここも上位指名を使う候補です。
　Sの2人に関しては、K’Von Wallaceがスターターの試合そこそこやれてるようにも見えるし、カバー範囲（スピードと言うより反応と読みかな）から考えるとスターターで1年使うには厳しいと考えると、スターター2人確保が必要です。FAになる両名共にコーチ陣との縁が有る事と年齢的に高額契約を勝ち取れるようには見えない事を考えると、最悪両方再契約+3-4巡での指名くらいに落ち着くかもしれません（今年のFA戦線のSは今まで以上にお高いです）

　FA3日経って結果的にGenard Averyが抜けるSLBにはCARからHaason ReddickがFAで加入しました。最近2年で23サックを記録しているパスラッシャーですがサイズが6-1 235ポンドで3-4OLBが本職です。4-3のDEに入る事も有るでしょうけれど、DEにずっと置いておくには20ポンド足りません。Trent Coleの235ポンドから半年で265ポンドまで増やして大成功をプロ入り5年目の選手には期待出来ないでしょう。LB登録ですしAveryがやっていた謎ポジションを引き継ぐ事になると考えます。3-2-5のニッケルシステムにプラスワン。そのプラスワンのDE/LBに良い選手を置いてみたい。コーチの願望叶ったりなのですが、宝の持ち腐れになるかもしれません。
　素直に、ウイークサイドの少し離れた位置（それこそワイドナインの位置）にセットさせてひたすらQBの背後を狙う、くらいのReddickの為のシステムをサードダウンでは使う。で良いと思うのですけれど・・・

　Alex SingletonにRFAのオファーを出さすにFA市場に出しました。単純にこのポジションはDavion Taylorが引き継ぐのでしょう。市場でついた金額と同等で引き留めてやるから市場見て来いよ。くらいの安値しか付かないで戻ってくるまで見てるかもしれません。
　LBで行くと、T.J Edwardsを使うようになってからランディフェンスが安定して、DBがパスカバー出来るようになったのが中盤以降ディフェンスが安定した要因なのですが。が、5ヤードくらいのパスカバーを全くやる気がない・・・取らせてからタックルする、変にカバーするとノータッチでぶち抜かれて大怪我になるから前に回り込むとかしない、取りたければ取れ！。これで良いのかなあ・・・・・・とは思うのですよね。
　1-2巡でLB指名予想が多いですけど、動き回るSinglton-Taylorの代役なのか、タックル決めるEdwardsの代役なのか、そこまではっきり分析してるドラフトサイトまあ無いです。1-2巡で取ればどっちの役割をやらせてもだとしても戦力向上はするのですけど。

　現段階で空いている穴はWRの2番手（Jaren ReagorはNelson Agholorにすらなれないで終わりそうです、Quez Watkinsも3番手でしょう）、RG（Isaac SeumaloかJack Driscollが現状ですが出来ればランに強い選手を入れたい）、DE3（上記、若いエリート欲しい）、LB1（とにかくタレントが居ない）、CB2（上記、ここは必須）、Sは1と2両方（FAで二人押さえる気がします）ドラフト3巡目までに5つ持っているとしても7つ（RGはまだ絶対じゃないとすれば6つ）Sは最適片方はFAか再契約で埋めるとしても、5つのポジション全員スターター指名出来るわけじゃないですからねえ・・・

　ドラフトシミュレーター、1巡でDE,CB,LB、2-3巡でWRとS（2巡上位じゃないと即戦力じゃない気がしますが）これに落ち着きます・・・


　Howie Rosemanが3年契約延長しました。良いも悪いも、今のキャップ状況でチーム作れるのはRosemanだけ。3年ではなく1年延長で健全化して去ってもらうのがベターでしょうけれど、そうはなりませんでした。