イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

まずまずのシーズン緒戦

2014-08-10 01:31:00 | イーグルス
 2014シーズンが始まりました、

 プレシーズンゲーム第一週の@CHI戦は28-34で負けました。ファーストチーム同士はFGブロックにも救われましたが0-7でした。


 悪かった所から書きます

1 Evan MathisとJason Petersの仕上がりの悪さ
 特にMathisは良く無かったです、一発で抜かれてホールディング取られたり、Nick Folesが前に出ようとしているのに(相手DLからすれば前に出てから後ろに戻るような動きなのに)ホンの少しの時間抑えられない。ベテランだけに開幕に合わせれば上出来だと考える事も出来ますけれど、簡単に抜かれてはパスオフェンスが機能しません。

2 Nick Folesの2INT
 QBコーチが替わった事、そしてエースとして初めて春から過ごしてきた事、3年目と言う事で若葉マークを外す準備をしている(無理ならすぐ投げ捨て、から、それなりに我慢して投げてみる。等ハードルを上げている)ようにも見えました。
 大きな違いは、パスラッシュからの逃げ方です。(ショットガンよりも少しOLに近い)ピストルの弊害なのかインサイドOLが押されるとすぐにFolesとの距離が詰まる。そして、その時にCとGの隙間を前に出ずに、右後ろに逃げる(Folesの足ではDEやOLBから逃げられない)サックを食らったときに大きなロスになる悪い逃げ方から、前に出ながら逃げるように改良されました。
 しかし、CとGの間に挟まった時のスローイングが安定しない事、その際に後ろを守るMathisの不調(または、Folesがその状況に慣れていない)事からなのか、INTを喫する事になりました。この試合はポケットが崩れるのが早過ぎたのであまり大騒ぎするつもりは無いのですけれど、前に逃げた時のレシーバーとの呼吸が合っていないように見えます。
 ルート設定の問題なのか、オプションルートに入るタイミングの熟練度の問題なのか(怪我やFA放出でWRほぼ総入れ替えですし)前に出た時にフリーが居ないのでは意味が無いです。

3 Trent Coleが消されている
 NT Bennie Loganが欠場した事の影響なのか、ニッケル時は4-2-5ニッケル多用に戻すのかは次の試合またチェックしますけれど、ColeがDEの位置に居る事が多かったです。その時に、対面のOLに軽く拾われてしまいQBには全く届きませんでした。ランディフェンスの時は奮闘していましたし、抜くよりも穴を作らない動きにも見えましたからコーチの指示かもしれませんけれど、パスラッシュの主役が届かないのではディフェンス全体に悪影響でしょう。
 OLBからどれだけ届くのかが見たかったのですが、本来得意の4-3DEで簡単に処理されるのは厳しいです。好調Vinny Curryを4-3REで使う事を考えて良いのかもしれません。

4 セカンドサードチームDBが酷い
 本来Nolan Carrollが入る所なのですけれど、去年怪我の穴埋めで先発経験も有るRoc Carmichaelが酷い!としか言いようのないプレイを繰り返しました。明日カットされても驚きません。
 ルーキーJaylen Watkinsもバンプしに近寄った所を交わされてあっさりドフリー、そのまま独走TDを許しました。バンプするのかしないのか中途半端な寄せでした。
 サードチームのDBは総じてレベルの低さが目立ちます。CB5人S4人までしっかりしていれば良いのですけれど、サードチームからPSで育てたくなる選手を見つけられないのは寂しいです。


 良い方も挙げていきます
1 S陣のレベルアップ
 Malcolm Jenkinsの加入、Earl Wolffの成長と去年よりは良くなると期待されたS陣、Nate Allenを含めて悪くないように見えました。ちょっと、パスラッシュ不全やDLとLB,LBとDBの隙間が出来てしまった事からパスにやられましたが良くなる兆しは見えました。
 5巡のEd ReynoldsⅡ(Marcus SmithⅡもそうですが、背中にⅡ入れるの流行ってるんですかね)は良い所無しのバックアップDB陣の中では4番手Sを伺うプレイを見せました。

2 Mark SanchezとMatt Barkleyが好調
 本来エースで居るはずのSanchezはセカンドチームでは格の違いを見せました。メンタルエラーが問題だとすれば、ファーストチームでないと試した事にならないのかもしれません。
 Barkleyも去年に比べれば弾道がしっかりしています。ふわーーりとしたパスから、強肩とは言えませんが普通のパスを投げています。セカンドチームのメンバーでQBだけ入れ替える形でしたが、無難にこなしました。

3 ルーキー達は無事発進
 ReynoldsⅡはすでに書きましたが、真っ先に出てきた7巡Beau AllenはNTらしいランストップにポケットを押し崩すパスラッシュ(QBに届く予感はありませんが)このまま育てばセカンドチームのNTは確保するでしょう。
 1巡Marcus SmithⅡもパスラッシュはやや不発でしたが、ショートゾーンカバーでは良く足が動いていましたし、取られはしましたがすぐにタックルで止めています。また、ボールを叩いたプレイでも動きの軽さは確認出来ました。あとは、QBに届くパスラッシュを見せてくれれば言う事なしです。
 2巡Jordan Matthewsはセカンドチームのスロット、サードチームでは内外さまざまな位置でプレイしています。イージーなキャッチミスや体の使い方が下手な競り負けなど若さも見れましたが、投げて貰えるフリーになるまでの動きは良かったです。キャッチに行くまでの動作にやや問題が有りました。
 3巡Josh HuffはKRTDを見せてくれました。誰がやっても抜けれる大穴が開いたのですけれど、そこを走り抜けてTDまで持っていくのですからHuffはNFLレベルの運動能力を持っているのでしょう。レシーバーとしては全く目立ちませんでした(5回投げて1キャッチ、4ヤード)
 5巡Taylor Hartもサイズの割に機敏さがあるようです。前に突進するよりも横へ動けるように見えました。これである程度のパワーが有れば面白い存在になりますが、現段階ではCurryには劣るでしょう。


 試合が始まる前から、ファーストチームはプレシーズンの1週目には合わせてこないから無難でこなせば十分。生き残りが掛かりアピールが必要なセカンド・サードチームの出来の方が気になっていました。
 ファーストチームのオフェンスの出来が悪く、パスラッシュ不足も改善されていませんが、これは来週への課題と言う事で良いと思います。
 セカンド・サードチームは若手が良いプレイを見せてくれましたし、ルーキーも即スターターとは行かなくても来年を見据えた時に戦力になってくれそうな人材に見えました。
 そう言う意味では、100点とは言えませんが、及第点の2014シーズンスタートと言えるでしょう。