誰がいなくなるのか

　DT Montae Reagorの加入はDarwin Walker放出の為の動きと私は考えていますが、他にも色々な動き方を考える事は出来ます。

　契約延長を済ませているMike PattersonがDTの柱になる事は間違い有りません、昨シーズン共にスターターだったのがWalkerでした。バックアップには安価な長期契約が残るSam Rayburn,期待外れでしたが1巡指名のBrodrick Bunkley,6巡指名のLaJuan Ramseyの2人のルーキーが居ました。そこにReagorが入る事でDTのロスター枠が多分5で4かもしれない事を考えると、数人カットする事になります。
　カットではなくトレードする事を考えた場合、商品価値を考えれば去年6サックのWalkerをトレードする事になるのは明白です。Rayburnは2年続けて怪我に泣かされていますし、Ramseyをトレードで受け入れるチームは無いでしょう。ドラフトまでにトレードするのではなく、現在の6人編成のままキャンプでふるいに掛ける事も考えられます、キャンプ中に怪我をする可能性を想定すればぎりぎりまで6人編成で居たほうが良いに決まっています。
　
　本来ならばスターターに昇格しなければならない2年目のBunkleyは春のキャンプに参加する為にPhiladelphiaに到着していて、昨日の時点で306ポンドとほぼベスト体重を維持しているようです。カレッジ時代は290ポンド程度で動けてランを止めれる選手だったのですが、NFLで350ポンド級のOGに対処する為に若干増やす事を考えていたので306ポンドは順調にオフシーズンのトレーニングを積んできたと考えて良さそうです。サインボーナスが10ミリオン近く有るのでトレード・カットされる事はまず無いでしょうが、Andy Reidは上位指名でも使えないと判断した場合ばっさり切ります。2巡指名でしたが2年目のシーズン中にQuinton Caverをカットしていますし、Matt Ware、Billy McMullenの干し方は徹底していました。そういう意味ではBunkleyも安心できる状況ではないです。PattersonにReagor,Walker,RayburnでDTのローテーションを回す事は十分に可能なのです、2年連続でアクティブにもなれないゴーストが出るからカットされないだけ、この状態にはなりたく無いでしょう。
　去年4人が1巡指名されたFlorida Stateの同期Ernie SimsとKamerion Wimbleyはスターターを確保しました、下位指名のLeon Washington、Pat Watkinsもスターター争いに加わる活躍をしています。オフシーズンのトレーニングで顔を合わせた時に肩身が狭い思いをしているでしょう、スターターの座を確保して欲しいものです。

　商品価値と契約を考えればWalkerをトレードすると考えるのが普通です、しかしRayburn,RamseyそしてBunkleyにも放出の可能性は残っています。ランディフェンスの再建が至上命令なのは言うまでも有りません、その為にもレベルの高い競争をして欲しいものです。