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0,005ミリオン違うだけなのに

2007-03-20 07:13:23 | イーグルス
 単年契約で再契約したWilliam 元Peterson JamesとMINからFA加入したBethel Johnsonのサラリーは微妙に違うものになっています。

 選手会のHPにはベースサラリーしか載らないので、サインボーナスやロスターボーナス 出来高払い等は想像する他無いです。それでも大体の相場が有るのである程度までは予想が可能です。

 まず、Bethel Johnsonの契約ですが、NFL暦4年から6年の選手に対するミニマムサラリーになる0,595ミリオンのベースサラリーが支払われる事になっています。ベテランミニマム契約の選手はサラリーキャップへの影響を少なくする事が出来るようになっています、これはベテランの雇用を確保する為の優遇措置なのですが、ミニマムサラリーで契約した選手はサラリーキャップ上0,435ミリオンだけが計上される事になります。このミニマム契約の場合、サインボーナスは0,05ミリオン程度までしか許可されませんからJohnsonの契約はミニマムの0,595ミリオンのベースサラリーに僅かなサインボーナスが支払われたと考える事が出来ます。

 そしてJamesの契約を見ると微妙過ぎる数字になっています、ベースサラリーが0,6ミリオンなのです。Jamesも4年~6年の選手ですから、ミニマムでの単年契約ならば0,595ミリオンの筈なのですが、僅か0,005ミリオン上乗せされています。日本円にして僅か55万円程度の差なのですが、ベテランミニマムの優遇が受けられないとキャップヒットでは大きな違いが出ます、代理人がごねたのか何らかの理由は有ったのでしょうけれどちょっと勿体無い契約になっています。それ位オーナーのポケットマネーで何とかしろと言いたくなる所ですし、その程度の上乗せに(6500万円程度貰ってるんですから)何の意味があるんだとも思ってしまいます。良く考えれば健全な経理をしていると言えなくも無いですけど・・・。
 ベテランミニマムだとサインボーナスほとんど出ないですし、ニッケルバックとしてプレイタイムが大幅に増える可能性が有るJames側が出来高払いの項目を求めたのかもしれません。そうだとすれば、ベテランミニマムの優遇とは関係なくたまたまベースサラリーが0,6ミリオンでした、ただそれだけなのですけどね。

 僅か0,15ミリオン程度のキャップヒットの違いでも、キャップスペースが無くなって来ると大きな影響が出る可能性が有ります。この2人の契約の僅かな違いは案外大きな影響を及ぼすかもしれません。