GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

塔ノ岳・丹沢山(24)⭐︎

2022年09月19日 19時51分00秒 | 登山
こんばんは。

9月4〜5日に富士山に登る予定でしたが残念ながら叶わず。
しかしもっと大きな夢を叶えることが出来ました。

DAY1

9月16日の4:58に家を出て出発。

新宿でUNO君と待ち合わせ。

『ふじさん1号』で神奈川県の秦野駅に向かいました。

秦野駅から向かうは『ヤビツ峠』
バスに並んでいる間に同じ登山客のお年を召したお姉様と色々お話が出来て楽しかった。
後で忘れてしまうと嫌だから先に書くけどさ。今回、ボクとUNO君は山小屋1泊で登山に行ったんだけど。
「夕飯だけで朝食は頼んでない」って言ったらお姉様が「あそこの朝ご飯は名物なんだから食べて来なきゃダメよ!」と推されたので山荘に電話をして朝ご飯もお願いしました。

午前中に1本しかないバスに数え切れない長蛇の列。この辺もっと詳しく書きたかったけど長くなるのでやめます。

長い登り道を45分ほど進んでバスは『ヤビツ峠』に到着。

この地域はヤマヒル注意。

準備をして

入山!

黙々と登ります。

自撮り棒で練習したけど難しい。

歩きながらはとても危険。なのでやめときました。

ニノ塔にて。

今回の山旅の素晴らしかったことのひとつに尊仏山荘や三ノ塔など遠目からでも確認出来たこと。
(山頂に建物があるの見えますか?それがボクらが目指す塔ノ岳『尊仏山荘』です)

自分達がどれだけ登るのか、登って来たのかが実感できて素晴らしかった。
黙々と歩いていると気付かないけど、ふと気付けば山を2つも3つも縦走している。
心から感動した瞬間でした。

三ノ塔に到着。ここの山頂はたくさんの登山者が休憩していました。

しばし休憩して次を目指します。

塔ノ岳までのコースは木道が整備されているのでとても爽快。

この木道にはこのような目的があるのね。

ここから先はとても楽しく厳しいルートが続きます。

しかし景色も良く色々な道が楽しめるのでめっちゃ楽しい。

心地よいルートが多かったので自撮り棒で写真を撮りまくろうと思ったけど危険なのでやめました。

行者岳
ここから先は岩場(鎖場)が増えて来ます。

滑ったら怪我するので慎重に。

ここが一番の難所。

垂直に近い角度で落ちています。

でもしっかり整備されているので慎重に行けば大丈夫だと思います。

そこから絶景が続きます!

これが夢にまで見た『天空の尾根歩き』!

まさに夢の中にいるような不思議な感覚でした。

政次郎ノ頭

しばらく歩いて休憩。
この花はなんだろう?菊科の花かな?

UNO君と一緒にキンキンに冷えたアミノバイタルゼリーを飲んで次を目指します。

ここから岩場の急登が増えて来ます。

木ノ又大日
さあ頂上まで700m!

遠目に尊仏山荘が見えて来た!
そうそう。秦野駅のバス停で会ったお姉様が『塔に行くの?』って言ってて。
なんかカッコいいよなこの呼び名。

最後の岩場の急登を登り終えると…

塔ノ岳到着!!
おつかれ山!

距離はそんなに歩いていないけど標高は1,113m登りました。
そうそう。
今回の登山は本当に楽しみにしていたのできっとドーパミンが大量に噴出されていたのか全く疲れ知らずで歩けました。

夢にまで見た塔ノ岳の山頂標識。
夢が叶って良かった。

と、UNO君が荷物整理をしている間に自撮りしてました。

今宵宿泊するのは『尊仏山荘』

ここもYouTubeで何度も見ていたので来られて嬉しかったー。

平日で台風が近付いていることもあり宿泊客は3名のみ。

ここで欲しかったお土産を1つ買いました。

宿泊する部屋は2階。

古めかしくも懐かしく清潔感のある空間でした。

ボクらが泊まるのは1号室。

修学旅行気分です。

50才になってもこんな経験が出来るなんて幸せなことですね。

ゆっくりと日が沈んでいきます。

富士山には登れなかったけど改めて富士山の存在感の大きさを感じました。

そして17:20頃、待ちに待った夕飯!

尊仏山荘の夕飯はカレーライスとサラダ♪
何十年も変わらぬメニューでやっているそうです。またベジタリアンの方でも食べられるように肉は入っておらず具材は大きめに切られた人参と玉ねぎのみ。
ここに来るまでにたくさんのカロリーを消費して来たので凄く美味しく頂きました。
また山荘の方やもう一人の登山客の方とも色々な山の話をして楽しかったな。

塔ノ岳の夕日(UNO君提供)

とても神秘的(UNO君提供)

素晴らしい夕日を見て疲れが癒されました。

そして夜を迎えます。

少し曇っていたけど秦野市の夜景を見ることが出来ました。
星は残念ながら見られなかったけどね。

そしてビールで乾杯していよいよ就寝。
山小屋は20時消灯。というか基本的に電気は使えないので強制消灯といった感じです。
スマホも電波が悪くて使えないから20時過ぎには布団に入ったんだけど。
UNO君はすぐに爆睡してたけど疲れているのに全く眠れない。
耳栓はしてたんだけど遠方で雷?がほぼ朝方まで鳴っていてそれが気になってあまり眠れませんでした。
(夜中に窓を開けて空を観たら少しだけ星が見えた)

DAY2

朝の5:15分頃にUNO君に起こされ外を見ると陽が登り始めていました。

塔ノ岳の山頂標識と富士山に挟まれて。
なんて贅沢なんだろう。

朝ご飯はおでん!
こちらも数十年変わらぬ名物メニューだそうです。当初、朝ご飯は予約していなかったんだけど絶対に食べておいて良かった!
夕飯食べてから12時間何も食べていないしとにかくめっちゃ美味しかった!

この美味しい朝ご飯を食べていなかったら元気に下山出来ていなかったと思う。

朝ご飯のあと散歩がてら山荘から300m下った水汲み場に行きました。

散歩がてらといってもなかなかの山道を進んで行きます。

そして到着。

不動の水場。ここの水は軟水で煮沸をしなくても飲める清水です。

尊仏山荘の料理にも使っているそうです。

下山用の水分をプラティパスに補充。

ボクはペットボトルに入れてお土産で持って帰りました。

さあ出発!

そして次は日本百名山『丹沢山』を目指します。

天気が良くなかったこともあり前日ほど景色は楽しめませんでしたがこの稜線歩きだけでも本当に心洗われるような気持ち良さがあります。
そうそう。
前日はずっとヘリコプターが何十往復も物資を運ぶために飛来していてずっとヘリコプターの飛行音を聞いての登山だったけどこの日はとても穏やかな雰囲気でした。

登山中ずっと気になっていたんだけどこれは何の実なんだろう?ちょっと毒々しくて興味津々でした。

淡々と登る。

自分自身と向き合う大切な時間。
登山の好きなところは『自分の弱さと強さ』を共に体感出来ることだと思う。
7月末に滑落事故を起こしてしまったけどそれも大切な経験。
これからも登山を通じて少しずつ人として成長出来たら良いなと思います。

日本百名山『丹沢山』1,567m登頂!

今までボクが登って来た1番高い山になりました。

無事に下山出来る様にお祈りしていよいよ下山。

一度塔ノ岳に戻って大倉ルートにて下山します。大倉尾根は通称「バカ尾根」と呼ばれるくらいヘビーなルートです。
ここからは写真が一気に減ります。

ボクは岩場の急登の下山が続く場所で膝がガクガク来てしまったのでこの登山初めてトレッキングポールを使いました。

ルートの途中にはいくつか山小屋や休憩所があるので楽しく下山出来ます。

なんかこの辺りから「もうすぐこの山旅も終わってしまうのか…」と寂しさを感じました。

UNO君もきっとそう思っていたはず。

塔ノ岳はとても人気のある山なのでたくさんの登山者がいました。

平日だし台風が近付いていたのでまだ空いていた方なんだろうね。

そして大倉登山口着!

大倉バス停でYAMAPも終了。

1泊2日の山旅は無事に終わりました。

怪我なく事故なく下山できて山の神様に感謝。
大人の遠足 - GREAT LOVE KINGDOM

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この後、2009年に伊豆ヶ岳を一緒に登ったUNO君の友達マキノ君に大倉バス停から秦野駅まで送ってもらって(一緒にラーメン食べて)無事に帰路に着きました。

達成感よりも幸福感の方が大きい素晴らしい登山でした。

たくさん歩いたな。
きっと自分一人じゃ行けなかった。
UNO君ありがとう♪

これからも登山に生きる歓びを投影していきたいと思います。


ケセラセラ⭐︎
コメント
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