GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

WHAT IS “MUSIC LIFE” ?

2006年09月29日 23時48分57秒 | MUSIC LIFE
ボクの敬愛するリッチー・コッツェンは実にシンプルなステージを展開する。
リッチーはステージ上で酒は飲まない。煙草も吸わない。
(ボクが観た3度の来日公演では。それ以外では分かりませんが。)
歌うこととギターを弾くことに全身全霊を注ぐリッチー。
ステージ上にあるのは“音楽魂”だけだった。

1971年9月。
LED ZEPPELIN初来日。
9月24日(2日目)の公演の際、アンコールで袖に下がったところでロバート・プラントが『ステージで煙草を吸うな!殺してやる!』とジョン・ボーナムを血祭りに上げたという。

2002年10月。
アラニス・モリセットが日本武道館で歌った“PURGATORYING”。
日本武道館の照明は全て落とされ、1本の薄暗いライトがアラニスの輪郭を照らす。
殆ど視覚を遮られた状態で、アラニスの包容力に溢れた力強い声が聴く者の琴線をグイグイと操って行く。
まるで胎内で母の声を聴いているような感覚・・・
人の声、音楽にはこれ程の力がある。感動的な一瞬だった。

音楽とは本当に素晴らしいものだ。人を幸せにすることが出来るから。
その音楽を表現するステージは神聖な場所だ。
神聖な場所。神聖な場所。神聖な場所。

人って何を考えているか分からない。また、どう感じているのか分からない。
だから、多くのことは個々の自由に委ねられると思う。

だけど、神聖でなければいけないものがある。いや、あって欲しいと思う。
愛。家族。音楽。
今、心にある大きな失望感を埋め合わせること。
それは自分自身が神聖なものを尊ぶこと。大切にすること。
それしかないと思う。
コメント
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