体調が悪いと感じた人が、キーワードを使ってインターネットで
症状を検索した結果、素人判断で自分を重大な病気と信じ込んだり、
医師の治療に文句を付ける。
こんな新しい病気のことを「グーグル症」略して「ぐぐしょ」といい、
巷で流行っているという。
そもそも米国の医師が命名した言葉だが、
日本にも感染者が多い。
ネットと無縁の老人でさえ、家族や友達が検索してアドバイスすることで、
グーグル症が感染することもある。
医師が困るのは、正しい診断が難しいことという。
自分がある病気と思い込むと、
その病気の、ほかの症状もあるような気がしてくるのが人情で、
自覚症状がわかりにくくなってしまう。
グーグルの検索はとても便利だ。
しかしそれを見て判断するのは人間だ。
判断する力が必要になる。