メタボ検診で腹囲が基準を上回るなどして保健指導を受けた人は、
体重や腹囲が大きく減少するなどの効果があったという。
保健指導は、医師や保健師らが対象者と面談し、
生活習慣を改善するための目標を設定し達成状況を確認する。
8都道府県で、2008年度に検診を受けた40~74歳の約38万人のうち、
保健指導の対象になった約6万1千人を追跡。
指導を受けたのは約1万2千人で、2009年の検診では
体重が男性で1.65キロ(2.4%)、女性で1.79キロ(3.0%)減少していた。
対象だったが指導を受けなかった約4万9千人は、
体重減少が男性で0.49キロ(0.7%)、女性0.61%(1.0%)だった。
腹囲は、指導を受けて男性で2.2%、女性で2.8%減少。
中性脂肪も男性で10.9%、女性で10.3%減った。
自分だけではなかなか出来ないことが、
専門家の指導によりできてしまうことがある。