ファストリテイリングは、婦人服専門店運営子会社「キャビン」を撤退し、
主力のカジュアル衣料店「ユニクロ」などへ経営資源を集中するという。
キャビンの全200店は来年初めをめどに
グループの別事業に展開するか閉鎖する。
稼ぎ頭である国内ユニクロ事業の収益が足元で減速していることもあり、
ユニクロの海外展開など成長分野への資金や人材の一段の重点配分
を急いでいるといわれている。
ユニクロ以外の事業は、プラステや高価格婦人服「セオリー」、
低価格衣料店「ジーユー」など手堅い収益を残すものに
絞って強化を続ける方針という。
企業は将来の収益を考え、いろいろな分野に進出していく、
しかし、その中で黒字になるものは一部だ。
そうすると、どこかで事業を絞りこむ時期がくる。