厚生労働省の調査によると、父母が読書家であるほど子供(小学2年)が
児童書や絵本を読む冊数が多いことが分かった。
2001年に生まれた子供の発育や生活状況を追跡調査し、
小学2年となった子供約3万6千人からの回答を分析した。
1ヶ月の母親の読書量が1冊の場合、
子供は1冊が17.4%、
2~3冊が34.1%、
4~7冊が26.3%、
8~11冊が9.0%、
12冊以上が13.8%だった。
母親が12冊以上の多読だと、
子供も12冊以上が55.7%と半数を超える。
読書習慣のない母親の子供は1冊が17.3%と高く、
12冊以上は9.8%にとどまる。
子供の読書量は親にほぼ比例しており、
親の読書習慣が子供と密接な関係があることがわかった。
子供に多くの本を読ませるには、
子供に本を読めというより、
親がたくさんの本を読むことの方が大切のようだ。