変わり種の付録がついたムック本が人気を集めているという。
ムック(mook)本は、雑誌(magazine)と書籍(book)の性格を
あわせ持った本で、英文のスペルをもじってつけられたという。
雑誌コードでも6から始まりムック誌として選別されている。
返品期限の決まっている雑誌に比べ、ムック誌では、
返品機関の設定はなく、一般書籍に比べると安値で販売でき、
広告も入れられる。
JTBが出版している旅行情報誌の「るるぶ」という雑誌みたいな本や、
サブカルチャーから政治問題まで幅広く扱う「別冊宝島」などが
ムック誌にあたる。
最近はこのムック誌に変わり種の付録がつけられている。
学研の「大人の科学マガジン」には自分で組み立てる二眼レルカメラが、
宝島社は美顔器付きムック「スッキリ美顔ローラー」を発売、
世界文化社はレシピ本にシリコン製のケーキ型と木製スプーンを付けた。
オマケは古典的な販売手法だが、
本の内容とも連動させると効果は大きいようだ。