一生

人生観と死生観

脱兎のごとく

2010-11-29 11:19:51 | 人生人間
11月29日 晴れ
 朝は気持ちの良い快晴で、気温も上がり快い。もうじき12月だからこんな日はあまりあるまい。そう思うと惜しい気がしてくる。そうだ、一日一日が惜しい日に思える80台の日々である。できるだけ有意義に過ごしたいものだ。そうは思うが、具体的に何をやるかということになるとこれが問題だ。しゃしゃり出て人に嫌われたくはないが、嫌われないでやれる仕事はあまりない。
 ところでいちいち細かいことに気配りしているひまに、思い立ってやりたいこともある。昨日は「虎は死して・・・」と虎のことを書いた。トラ年が終わりに近付いて次はウサギの歳であることに気がついた。兎はおとなしいし可愛いが、あまり利口な動物とは評価されていないようである。
 「脱兎の如く」といえば逃げ足の速いことである。必死に逃げれば大型動物は追っかけてもなかなか追いつかない。エネルギー効率から割に合わない。逃げろ、逃げろの危急の場合は兎のような動物が得意とする飛ぶように猛烈な走りが救いの鍵である。
 しかし人生でそんなことがあるだろうか。やはり人間には兎のような逃げは相応しくない。人間は兎のようには走れないし、脱兎のような走りでは、後のことがおろそかになる。人間はやはり頭を使ってことに処するのが相応しい。
 そこでこのブログのシリーズの整理を思いついた。私の人生の軌跡を表わすブログである。すでに千何百回かの日を重ねた私のブログは、ポピュラーではないにしても、読み返すとなかなか面白い。時々立ち止まって周りを見渡し、後ろを振り返って、自分の立ち位置を知る。大事なことではないか。